藤本佳則のプロ技バンカーショット アゴが高くて距離もある!さて、どう打つ?

日本男子ツアー開幕戦となったSMBCシンガポールオープンで、惜しくも優勝は逃したものの2位となった藤本佳則。果敢なショットでピンをズバッと刺していくゴルフが持ち味だが、昨年のパーキープ率6位が示すように小技もうまい。今回は、藤本に「さすがプロ!」と思わせるようなバンカーショットについて聞いた。アゴが高くて距離もあるバンカーショット、一体どう打つのだろう。
アゴも高く、出すだけではグリーンに届かない状況。ここからでもプロは2打で上がることを考える
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まず状況から。自分の身長に近い1・5メートル級のアゴ。しかも、ピンまで30ヤード以上はある。アゴを越えるにはまずフェースを開かなければいけないが、それだと距離を出せない。ピンに寄せるのは不可能かと思われるが、ほんの少し工夫するだけで距離をもっと稼げる、と藤本は言う。
ボールはスタンスの中央、フェースは2時の方向に開く。距離があるからといって、フェースの開きを抑えるとアゴを越えられないリスクがある。そしてミソなのがボール1個分体を近づけること
ボールはスタンスの中央、フェースは2時の方向に開く。距離があるからといって、フェースの開きを抑えるとアゴを越えられないリスクがある。そしてミソなのがボール1個分体を近づけること 【拡大】
「スピンが入る高い球を打ち、しかも距離を出さなければいけない状況です。アプローチウェッジなどの長いクラブは使えません。サンドウェッジを選択し、フェースも時計の2時ぐらいまで開きます。ボールをスタンスの中央にセットしたら、左足をボール1個分下げたオープンスタンスに構えます。ここまではボールを高く打つときのアドレスですが、距離を出したいときは、さらにひと工夫を加えます。それは、ボールに対して体を近づけて構えることです。ボール1個分ぐらいでいいでしょう。これだけでも、スイング軌道が アップライト気味になり、前への推進力が増すのです」。
高く上げるための打ち方は知っていても、そこに距離を出すための工夫は、体をボールに近づけることだというのを、わかっているゴルファーは少ない。やはりボールを操るには、アドレスが重要なのだ。
いつもよりも砂は薄く取る。下半身を安定させてしっかり振り切ろう!
いつもよりも砂は薄く取る。下半身を安定させてしっかり振り切ろう! 【拡大】
「あとは、ヘッドの落としどころは変えず、ボールに近づいて構えたら、いつもどおりにスタンスに沿ってクラブを振り抜くだけです。フェースを開いたぶん、スピンもかかります。距離も出したいので、フォローで左ヒジを抜くような振り方を避けましょう。左ヒジをたたんで通常のフルショットをするイメージです。ただ、フルショットでインパクトをかなり強めに入れていくだけに、砂の上でも下半身を安定させて軸回転することが大切です。 当然、遠くに飛ばすためには砂を薄く取る必要があります。トップを恐れずに振り抜くことが大事です」。
藤本いわく、「とにかく思い切りが大事」という。プロの技ではあるものの、アドレスとしっかり取り、ボールの落としどころが安定すれば、できないことはない。冬場の硬いバンカーで試してみるのもアリかもしれない
フォローでは通常のショットのように左ヒジをしっかりたたむ。カット打ちのように左ヒジを抜いてはいけない
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