絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.39 ボビー・ジョーンズ




「斜面のショットでミスするのは、自然の法則を無視して
水平のラインと同じショットをするからだ」



ボビー・ジョーンズ
1902年3月17日生まれ、米国ジョージア州出身。本職は弁護士で、生涯アマチュアを通した。30年に全米オープン、全英オープン、全米アマ、全英アマを制し、ただ一人の年間グランドスラマーとなった。「球聖」といわれ、マスターズのオーガスタナショナルGCの創始者としても知られる。71年12月18日没。

法則の無視とは、バランスを考えずに打とうとすること

打つ前に芝を軽くこする素振りを繰り返し、クラブの動きを中心に考えればバランスを保ちやすいアドレスやスイングの感覚がつかめる
打つ前に芝を軽くこする素振りを繰り返し、クラブの動きを中心に考えればバランスを保ちやすいアドレスやスイングの感覚がつかめる 【拡大】
 傾斜地からのショットを打つときは、ほとんどのゴルファーは法則よりも打ち方を先に考えようとします。ゴルフのレッスン書にしても、「左足上がりはこう打ちましょう」、「ツマ先下がりはこう打ちましょう」などと解説されていて、結果的にそれに縛られてアドレスやスイングが硬くなってしまう人が実に多いのです。

 斜面のショットではボビー・ジョーンズが語っているように、自然の法則がとても重要です。ショットの前に必ずやっておきたいのは、自分が打つボールの近くの場所で素振りを数回繰り返し、ボールをどこに置けばスイング軌道の最下点でボールをとらえやすいかを感じ取ること。そのためにはヘッドで芝を軽くこする素振りが大事です。空振りの素振りでは意味がありません。

 しかし、「斜面に逆らう」ことがいけないわけではありません。例えば山を登るときは前屈かがみになりますし、山を下るときは逆に前屈みにしないで上体を起こし気味にするでしょう。左足下がりなどは「斜面と平行に立つのが基本」といわれますが、ゴルフの経験のない人は右ヒザを左ヒザよりも深く曲げて上体をなるべく真っすぐに保とうとします。これは本能的に体のバランスを支えようとするためで、急斜面で立つとよく分かります。

 結局どうすればいいのかといいますと、斜面と平行に立つとか、斜面に逆らってはいけないなどと難しく考えすぎないことです。目的はボールを打つことですから、傾斜地に来たら自分がバランスを取りやすいと感じる体勢をつくり、その場で素振りを繰り返してクラブの円軌道のイメージをつかんだら、ボールを当てやすいと思える場所にボールを置けばいいのです。

 それがジョーンズのいう「自然の法則を無視しない」ことだと私は解釈しています。

今週のまとめ
「斜面ショットはバランスが最優先だ」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年12月4日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は1/30(水)更新予定


絶対に100をたたかない もりモリ総研 バックナンバーはコチラ!>>

レッスン最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ