絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.36 チック・エバンス




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(1月8日・15日合併号)
最終回は陳清波の格言。ぜひともご一読を!
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「フォワードプレスは、いわばスイングに反動
または弾みをつける一種の起動力の役割をなすもので、
スイングの一部である」



チック・エバンス
1890年7月18日生まれ、米国インディアナポリス出身。1916年に全米オープンと全米アマで優勝した名選手で、アマチュアゴルファーの鑑と称された。75年にゴルフ殿堂入り。79年11月6日没。

スイングの始動は「静から動」ではなく「動から動」と考えよう

うまい人たちは自分なりに反動を利用して、スイングをスムーズに始動させるフォワードプレスを無意識のうちに行っている
うまい人たちは自分なりに反動を利用して、スイングをスムーズに始動させるフォワードプレスを無意識のうちに行っている 【拡大】
「ゴルフは難しい」。これはゴルファーなら誰もが実感していることでしょう。難しい理由はいくつかありますが、一番は「ボールが静止している」という点に尽きます。

 卓球やテニスなど他のスポーツでは、ボールが自分に向かってくるので「反応」を起こすことができます。動いている対象物に対してタイミングを合わせればいいわけです。ところがゴルフの場合、ボールが最初から止まっているのでタイミングが取れません。自分でアクションを起こし、リズムをつくらないといけないのです。多くの人が「テークバックで、どこから動かしていいか分からない」といいますが、これも反応の起こし方を知らないためです。

 そこでチック・エバンスの格言にあるとおり、フォワードプレスがとても重要となります。フォワードプレスは静の状態のアドレスから体やクラブをスムーズに動かしだすためのキッカケづくりであり、タイミングを整えるためのものです。

 フォワードプレスのやり方は人それぞれで、アドレスの姿勢からグリップ、または右ヒザを目標側に軽く押し込んで元に戻しながらテークバックを始動したり、両足で軽く足踏みを繰り返し、重心を右足に乗せるのと同時にクラブを動かしたりするのがよく知られています。ジャック・ニクラスのようにアゴを右に回すチンバックを合図にテークバックする方法もいいでしょう。

「今から運動を始めるよ」という具合に、「静から動」ではなくて、「動から動」へとスムーズにアクションを起こすためのスタートボタンのようなもので、うまい人たちはフォワードプレスを無意識のうちにできています。バックスイングが苦手な人は、アドレスを静とイメージしすぎていることも考えられます。スイングの始動を滑らかにするためにもフォワードプレスを取り入れてみてください。

今週のまとめ
「動からスイングをスタート」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年11月13日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は1/8(水)更新予定


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