絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.32 小針春芳




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(12月18日号)
第41回はボビー・ロックの格言。ぜひともご一読を!
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「名手はパターでスイングを作り、
へぼゴルファーはドライバーでスイングを作ろうとする」



小針春芳(こばり・はるよし)
1921年4月29日生まれ、栃木県出身。16歳で地元の那須ゴルフ倶楽部に就職し、キャディをしながら腕を磨いた。日本オープン2勝、関東オープン、関東プロでも各2勝を挙げている。

飛ばすだけの練習ではターゲットの意識が希薄になりやすい

パットはターゲットへの意識が明確になるだけではなく、スイングのメカニズムやフェースコントロールを理解しやすいという利点がある
パットはターゲットへの意識が明確になるだけではなく、スイングのメカニズムやフェースコントロールを理解しやすいという利点がある 【拡大】
 16歳からゴルフを始めたという小針春芳さんは第二次世界大戦中、兵隊として招集されて、20代のほとんどは戦争でゴルフができなかったそうです。ニューギニア遠征時には400人の部隊のうち生き残ったのが13人。その一人が小針さんだったと聞きました。

 激動の時代を乗り越えて再びプロゴルファーとして復帰し、数々の栄冠を手にした小針さんの格言は実に含蓄に富んでいます。

 技術的な側面から話をしますと、パットからゴルフの練習をすれば「コンタクト感覚」、つまりインパクトの感覚を早く覚えやすいのです。パットはカップに入れるのが目的ですから、ターゲット意識が明確になります。このようにゴルフはパットや短い距離のアプローチから先に覚えると、ターゲット意識が早く身につきます。

 ところがドライバーの練習に終始すると飛ばすことばかりに意識がいって、ターゲット意識が希薄になりやすいのです。「どこを狙って、どんな球を打つか」の発想に、なかなかつながらないわけです。

 小針さんがいわれるように、スイングを作るうえではターゲットの意識が絶対に欠かせませんし、小さいスイングから始めることでターゲット意識が生まれやすいのです。パットならフェース面の芯でボールにきちんと当たっているかのチェックがしやすいですし、それによってターゲットに向かってどう進んでいくかの結果も確かめられます。ボールをカップに入れるためのストローク軌道やフェース使いも覚えられます。

 アプローチのスイングはパットのストロークの延長です。そしてフルスイングはアプローチスイングの延長でもあります。突き詰めればパットの練習を多く積むことは、フルショットを安定させるための練習ともいえるのです。

今週のまとめ
「スイングに悩んだらパットの練習をしよう」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年10月16日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は12/12(水)更新予定


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