坂田信弘のラウンド進化論 朝一ホールは目標スコアをプラス1で臨む

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(12月4日号)では「ミスの次のショットは左片目でスイング始動する」を掲載!
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朝一のティグラウンドに立ったとき、それまでは気にもしていなかった左サイドのOB杭が気になってきて恐怖を感じた。読者諸兄にそのような経験はないだろうか。「左にだけは行きませんように」と、祈りと願いと幸運を抱いて打てば、早打ちするか、リキむか、ダウンスイングの途中かフォローの途中で緩んでしまい、その結果、強烈なヘッドアップスイングになって運がよければチョロ、悪けりゃ左OBということにもなりましょう。OBを意識するか意識から消すかは発想の転換次第です。

腹をくくれば流れはよくなる

 OBでもよし、と腹をくくれば悪い結果は起きないし、万が一、起きても次の対応は前向きの対応になると思う。

 朝一のティショットや昼休憩を挟んでの最初のティショットは、左グリップをほんの少しかぶせればいい。されば左腕の筋力が増すため力強い打球となる。

 そして2番、3番とホールが進むにつれて日ごろどおりのグリップに戻していく。体が動かない朝一はともかく、体がスムーズに動くようになっても左グリップをかぶせていてはチーピンの出る可能性が高まるが故にだ。

 しかし、パー3ホールに来たら、再び左グリップをかぶせていただきたい。パー3ホールではコスリ球を打つ方が多い。その原因は左グリップの力が抜けるからだ。ピンに絡めてやろう、うまくいけばベタピンだの欲、そしてパー3で大たたきはイヤだとおびえる恐怖。人の体は単純にできている。欲と恐怖が絡めば、体に近い左グリップの握力を奪うのです。左が弱まれば、そのぶん右が強くなる。左右の腕のバランスが崩れれば球は曲がる。

 朝一ショットでは左グリップをかぶせる。それでもOB杭(くい)が目に入れば恐怖が湧いてくる。後のゲームの流れを考えるほど恐怖は強くなっていくであろう。朝一のOBは誰でもイヤだ。朝一のOBが平気とおっしゃる方は、よほどの変わり者という気はします。

 OBから逃れようとするか、OBになっても仕方ないと腹をくくるか、二つに一つの選択。どちらがその後のゲームの流れをよくするかといえば、OBでもいい、と腹を決めたショットである。

 OBだけは避けようと思って打てばトップスイングが中途半端になるし、フォローも中途半端になる。力の入れ具合も中途半端だ。3つの中途半端が顔をそろえるとミスショットは必至。

 OBを避けてテンプラ、次のショットもチャックリで、結果ダボだったとしたら「OB打ってもスコアは一緒だった」との嘆きは生じる。だが、それはミスした後の話だ。誰しもミスした後は賢くなるし、哲学者にも思索者にも仙人にも理論家にもなると思うが、ミスの前に賢くなっているという話、聞いたことはない。そして再びミスを犯す。私がそうであり、学習能力、極めて希薄な人間ではありました。

 ミスした後の賢さをミスの前に持つは理想。その手段、多くはないと思うが、失敗をし続けてきた私の経験を述べさせていただきます。

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