絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.29 倉本昌弘




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(11月27日号)
第38回はアーネスト・ジョーンズの格言。ぜひともご一読を!
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「構えたら3秒で打つ」



倉本昌弘(くらもと・まさひろ)
1955年9月9日生まれ、広島県出身。日大ゴルフ部を経て81年プロ転向し、デビュー1年目で4勝を挙げて賞金ランク2位。青木功、尾崎将司、中嶋常幸の「AON」と互角に渡り合ってツアー通算30勝を積み上げた。2014年から日本プロゴルフ協会会長を務めながらシニアツアーで活躍中。

脳指令に邪魔をさせないためにも、構えたらさっと打つ

アドレスしてから「こうしよう」「ああしよう」と考えると体が硬直するだけで、よいことは何もない
アドレスしてから「こうしよう」「ああしよう」と考えると体が硬直するだけで、よいことは何もない 【拡大】
 倉本昌弘選手の構えたらさっと球を打ってしまうキビキビしたプレー運びは健在で、このルーティンは一般のアベレージゴルファーの皆さんには大いに参考になるところです。

 ゴルフは特異性のあるスポーツで、考える時間はとても長いのに、スイングはたった1.5秒か2秒の短い動作です。野球とかテニスなど他のスポーツは動いている球に対して反応を起こせばいいのですが、ゴルフの場合は球が最初から止まっているので反応に頼ることができません。どういう球を打ちたいかのイメージによって、自分自身で体のアクションを起こさないといけないのです。

 結果として自分の脳から激しい命令を下してしまうことになりやすいのがゴルフです。よいイメージは体の動きをコントロールする効果はあっても、「体をこう動かさなくちゃ」「クラブをこう上げていかなくちゃ」などと脳指令を下してしまっては、体が硬直してしまうだけで思いどおりにいきません。せいぜい2秒にすぎない短い動作を、脳指令でコントロールすることなんてできないのです。

 倉本選手のようにクラブを構えたら思考を入れないで、さっと打つのが合理的ですし、かえって結果がよくなりやすいものです。パットでもそうですが、アマチュアの方々に「構えたら3秒以内で打ちましょう」と声を掛けると、けっこううまくいきます。カップを見ながら素振りを繰り返し、距離感がつかめたらアドレスして早めにテークバックを開始。考える時間を与えないことで、自分の本能で打てるようになります。

 練習場で積み重ねたことをコースで試すのですから、「失敗したらどうしよう」などと思考をあれこれ巡らせずに、自分の本能や感性を信じてプレーしましょう。

今週のまとめ
「構えたら考える時間を与えない」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年9月18日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は11/21(水)更新予定


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