坂田信弘のラウンド進化論 ヘッドを浮かせてアドレスの違和感を消す

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(11月13日号)では「残り100ヤードからピン5メートルに寄せる」を掲載!
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構えた瞬間「何か気持ち悪い」との違和感生じたとき。その違和感を残したまま打ってミスした後、「一度アドレスをほどけばよかった」とボヤいたところで後の祭りだ。違和感なきアドレスづくりの方法をお伝えいたします。

重さは修正能力を持つ

 ティグラウンドに立ち、ボールをティアップし、そして構える。

 このとき、スッと構えられるときもあれば、何か気持ち悪さを覚えるときもあるだろう。違和感を覚えたにもかかわらず、「ええい、構え直すのも面倒」と違和感を無視して打てば、ミスショットの確率増大だ。

 アドレス時の違和感は「構えがおかしい」と、体が発している警告信号である。いつもと同じように構えているつもりでも、どこかがズレているから警告信号が出るのだ。

 体重配分のバランスが悪いのかもしれないし、あるいはリキみすぎているのかもしれない。そのズレが違和感の生じる原因である。警告を無視してはいけない。

 違和感を消すには、自分の体に重さを与えてやればいい。相撲でも柔道でもそうだが、重さというのは修正能力を持つ。重さを感じればその重さを支える正しい姿勢へと、おのずと修正されていく。

 私は相撲が好きだ。生まれ変われるものならば、相撲取りになりたいと思うほど好きだ。稽古のとき、重いまわしを使えば動きの速さを生む鍛錬になるのでは、と思う。そして動きの違和感や動きの無駄を消し去る力を、重いまわしは持っているような気がする。ゴルフ然(しか)りだ。重たさは修正能力を強く持つ。

 ゴルフにおいて重さを与えるにはどうするか。ヘッドを浮かせて構えればいい。地面に置けばヘッドの重さは消える。だが、浮かせると重さが出てくる。

 ただ、浮かせる高さには敏感でありたい。高く浮かせるのと地面ギリギリに低く浮かせるのとでは、低いほうがより重さを感じる。

 塾生たちを見ていると打ち急ぎのクセを持っている者ほど、ヘッドを高く浮かせている。浮かせて構えよと命じたとき、無意識のうちにラクな方法を選んでいたのである。実戦的な者は地面ギリギリに浮かせていた。

 練習場で練習のための練習しかできない者と、1番ティのティショットに直結する練習ができている者とでは1年で差がつく。練習はコースラウンドに直結する練習でなければならないのに、練習のための練習をする者が5人に3人はいた。それではダメだと教えたが、頭では理解できても体が対応できなかった。その体・技・心の理解の領分こそが才能であったと思う。

 ベタッとくっつけている者は、体の回転が浅くヘッドスピードも上がらなかった。

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