坂田信弘のラウンド進化論 アゲンストのときはグリーン奧を見る

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(11月6日号)では「ショートアプローチは『右足』からアドレスに入る」を掲載!
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「アゲンストなら低く、風に影響されぬ球を打つ」という考えは、過去のものとなってしまったように思う。現在の欧米、日本、アジアのツアープロは、アゲンストでも高い球で攻めていく。「高い球だと風に流されるか、押し戻される」という意識と認識は大きく変わった。ボールとクラブの進化、そしてゴルフ向きの筋肉強化が生みし変化である。

アゲンストもフォローも無風も同じ高さに打っていく

 欧米のツアー、昔と今とで何が最も変わったかといえばアイアンの飛距離だ。200ヤードを7番アイアン、あるいは8番アイアンで打っている。15年前なら3番アイアンか4番アイアンの距離だ。

 そして、もう一つ。球が高くなった。15年前の7番アイアンの高さを、現在のプロは4番アイアンで出している。球の高さが、ゴルフ技術の進化力を生んだのは間違いない。55年前のジャック・ニクラスの弾道の高さ、そしてタイガー・ウッズの高さが時代を変えてきた。

 米国はゴルフでも野球でも、早くから打ち出した球の回転数に目線を向けていた。残念ながら、日本にその発想はなかった。機械を導入し測定値を出し、その数値を参考として、ヘッドとシャフトの開発やスイングに生かすという点で日本は出遅れた。

 これから先、回転数の重要性はより増し、球の回転数をコントロールできるクラブが作られるかもしれない。ハンディ24の技量の方に対してもだ。過去にはフェースの溝やヘッドの形状に工夫が凝らされてきたが、工夫はシャフトに移行していくと私は予想する。シャフトのトルクを利用して球の回転数をコントロールする。この先、クラブのパーツで最も進化を遂げるのは、シャフトとグリップだと思う。

 そしてアゲンスト。低い球はいらない。アゲンストもフォローも無風も、常に同じ高さに打っていけばいい。クラブとボールの進化が、それを可能にした。

 アゲンストといっても、風の影響が出るのは飛距離減15ヤードまでだ。それ以上の影響が出る強風なら、グリーンの球は動くし、樹木の枝が飛んでくるが故に試合は中止となる。15ヤードならクラブ1本変えれば対応できる。アゲンストが苦手という人は、その1本に対しての恐怖とこだわりを強く持つ人と思う。要はシャフトの長さ、ロフトのなさに対して自信がないわけだ。6番アイアンにも7番アイアンにも自信があるなら、アゲンストは怖くはない。

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