絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.25 宮本留吉




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(10月30日号)
第34回は青木功の格言。ぜひともご一読を!
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「飛距離は持って生まれたもの。
逆らっては自分のスタイルは確立しない」



宮本留吉
1902年9月25日生まれ、兵庫県出身。日本のプロ第1号の福井覚治について修業し、23歳で3人目のプロとなる。日本オープン6度、日本プロ、関西オープン、関西プロ各4度の優勝など数々の記録を残している。クラブ作りにも精通していたことで知られる。85年12月13日没。

飛ばしたければ、ゆっくり振って芯に当てることを考えよう

体力に優れているわけでもないのに「飛ばしたい」と最初から振り回してばかりいては効果が薄い。自分のできることに専念し、徐々に飛距離を伸ばしていこう
体力に優れているわけでもないのに「飛ばしたい」と最初から振り回してばかりいては効果が薄い。自分のできることに専念し、徐々に飛距離を伸ばしていこう 【拡大】
 ゴルフに生涯を捧(ささ)げ、後世のゴルファーたちにこの格言を残してくれた宮本留吉さん。160センチ、60キロの体は今では小柄といえますが、全盛期はかなりの飛ばし屋だったと聞きます。だとしたら「持って生まれたものに逆らっては……」という言葉は、ちょっと宮本さんらしからぬ印象もいたします。

 私なりに吟味すると、この格言は「自分のできないことに時間をかけるよりも、できることに時間をかけたほうが早くうまくなりますよ」ということを暗示しているのではないでしょうか。アベレージゴルファーにとって、練習の時間は有限です。でも飛ばしたいという気持ちがどうしても勝って、クラブを思いきり振り回す練習に終始している人がほとんどです。

 私のゴルフコーチとしての立場からいわせていただくと、飛距離を伸ばしたければまずフェースの芯に当てることです。今のスイングのままでも、体力や筋力が現状維持でも、芯を食うようになれば飛距離はかなりアップします。芯を食っていないのに飛ばそうとしてクラブをどんなに速く振っても、芯に当たらないのです。

 芯に当てるには「ゆっくり」が肝心です。ゆっくり振ればヘッドの遠心力が使えて、スイングの円軌道が安定します。円軌道を安定させて、かつヘッドスピードも上げやすくするには、素振りでスイングを覚えるのが一番です。ボールを打つ練習でも、ゆっくりスイングして芯に当てることは、それほど難しくはないでしょう。

 こうして芯に当てる感覚をつかんだら、スピードを徐々に上げていけばいいのです。ポイントはグリップを強く握らずに、手首を柔軟に使ってスイングすること。しっかり振り切ったうえで芯を食ったら、その人の最大の飛距離が得られます。

今週のまとめ
「練習は自分のできることからやろう」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年8月7・14日合併号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は10/24(水)更新予定


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