絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.24 戸田藤一郎




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(10月23日号)
第33回はジャック・グラウトの格言。ぜひともご一読を!
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「左手はハンドル、右手はエンジン」



戸田藤一郎
1914年生まれ、兵庫県出身。18歳で関西オープン初優勝。39年に24歳の若さで日本オープン、日本プロ、関西オープン、関西プロに勝ち、当時の年間グランドスラムを達成。「鬼才」といわれた名選手。84年7月11日没。

体の動きしか考えない人ほどヘッドアップしやすい右手は正しい回旋ができていれば、力を入れてもOK

正しいフェースターンを実行するには、左腕と右腕を連動させて左側に回旋させることが大切。そのためには左手をリキませないようにしよう
正しいフェースターンを実行するには、左腕と右腕を連動させて左側に回旋させることが大切。そのためには左手をリキませないようにしよう 【拡大】
 戸田藤一郎さんの「左手はハンドル、右手はエンジン」は、『モダンゴルフ』の著者でよく知られるベン・ホーガンも、それと近いことを語っています。

 技術的な話として、左手がハンドルということは方向性を司(つかさど)る役目を負うわけで、エンジンである右手は飛ばしのパワーの原動力ということになります。

 ところが、飛ばしには右手の力が絶対に必要だと誰でも分かっているのに、右手がリキんでしまうと左手の動きを阻害するから、右手にはあまり力を入れないのがいいとか、逆に左手のほうは右手に負けないくらい力を入れるのがいい、などといった教えもあります。

 ゴルフスイングにおける「腕に力を入れる」というのは、腕相撲のように筋肉を硬直させるのではなく、空手の正拳突きのように腕を回旋させる動きです。右腕に力を入れれば右ヒジから先が自然に内旋します。自分から見て反時計回りの動きですが、これはフェースターンをスムーズに行うための正しい動作です。

 しかし、左腕まで力を入れると左ヒジから先が内旋します。この場合は自分から見て時計回りの動きですから、右手と左手に一緒に力を入れては両手がケンカしてしまうことになります。インパクトが詰まり、左肩が浮き上がってしまうのです。

 右腕は正しい回旋さえできていれば、右手に力が入っても構いません。でも左腕は右腕の内旋と同調して外旋させなくてはなりませんから、力を入れすぎないようにしましょう。ハンドファーストインパクトをつくり、スイング軌道の最下点を安定させるには、左腕を外側に回しやすい環境をつくってあげることが大切です。そのための「左手はハンドル」なのです。

今週のまとめ
「左手には力を入れない」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年7月24・31日合併号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は10/17(水)更新予定


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