絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.22 杉原輝雄




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(10月9日号)
第31回はリー・トレビノの格言。ぜひともご一読を!
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「飛ばないもんはフェアウェイの光ってるとこへ打てばええ」



杉原輝雄
1937年6月14日生まれ、大阪府出身。62年の日本オープンを皮切りに2008年までにプロ通算63勝を挙げる。ツアー制度施行後、25勝したことで89年に永久シードを獲得。50年にわたって現役を通した。2011年12月28日没。

方向がブレない人は、飛ばし自慢の人にもヒケを取らない

「飛ばしたい」と「曲げたくない」の二つを同時に求めると好結果が出にくい。飛ばない人は曲げないことに気持ちを集中させよう
「飛ばしたい」と「曲げたくない」の二つを同時に求めると好結果が出にくい。飛ばない人は曲げないことに気持ちを集中させよう 【拡大】
 160センチの小兵ながら、「マムシ」の異名を取った杉原輝雄さん。全盛期は青木功選手、尾崎将司選手、中嶋常幸選手の180センチを超すAONらにも敢然と立ち向かい、名勝負を繰り広げてきました。

 その杉原さんの格言を深く読み取ると、勝負に勝つための自分なりの信念を持つことの大切さを痛切に教えられます。体が小さかった杉原さんは、当然飛距離では太刀打ちできませんでした。そのぶん、方向性に磨きをかけたのです。要は「飛ばない選手は曲げなきゃいい」という思考であり、できないことを無理にやろうとするのではなく、自分の長所を伸ばすという現実的でポジティブな考え方です。一流選手として長く活躍できたのも、「曲げなきゃいい」と心に決めていたからです。

 多くのアマチュアは「飛ばしたい」「でも曲げたくない」といつも欲の塊でいっぱいですが、全部を求めると結果が伴いません。飛ばないのなら、曲げないことに気持ちを集中しなさいよ、というのが杉原さんの教えなのです。

 ちなみにフェアウェイの光って見える場所は芝が順目となります。トーナメントコースでは順目と逆目が縦の帯状に見えることがよくあり、鮮やかな緑色に見える逆目と違い、白く光っている場所に落とせたらランが10ヤードは多く出ますから、飛距離が稼げます。でも一般営業のコースは必ずしもそうではなく、芝をクロス状に刈っているところも増えています。

 杉原さんの真意は、フェアウェイの芝の光っている場所を狙えというよりも、自分の狙うべきターゲットを明確に決めて、自分のスイングをしっかり実行しなさいよ、というところにあると思います。飛距離が出るほうが得なのは事実ですが、飛距離があまり出ない人は曲げないことにテーマを絞った練習をお勧めします。きっと自分のスタイルを確立できることでしょう。

今週のまとめ
「曲げないことに自信がつけば勝負できる」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年7月10日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は10/3(水)更新予定


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