絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.21 ハリー・バードン




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(10月2日号)
第30回はジャック・バークの格言。ぜひともご一読を!
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「練習場では、あなたをトラブルに陥れるクラブを使え。
あなたを満足感でうっとりさせるクラブでなく」



ハリー・バードン
1870年5月9日生まれ、英国チャンネル諸島出身。全英オープン6勝は歴代1位の記録。全米オープンでも1勝を挙げている。オーバーラッピンググリップを編み出したことでも知られる。1937年3月20日没。

クラブに得意や苦手があってもスイング動作は一緒

ドライバーとアイアンでは違う動作になりやすい。1球ずつ交互に打つ練習で感覚のギャップをなくし、同じ動作で打てるようになろう
ドライバーとアイアンでは違う動作になりやすい。1球ずつ交互に打つ練習で感覚のギャップをなくし、同じ動作で打てるようになろう 【拡大】
 ハリー・バードンの言葉は、私の見解からすると「苦手なものを多く練習しなさい」ということでしょう。これには賛否両論があって、得意なクラブをたくさん練習することで自信をつける考え方もいいと思います。トップクラスの選手たちのほとんどは一番安心できるクラブで多くの球数を打ちますし、特にスタート前の練習ではそれが当てはまります。

 ゴルフのスイングは不思議なもので、ドライバーとウェッジのショットでは、感覚がまったく違います。でも実際はクラブによってボールの位置が変わるだけで、スイングにおける運動の動作は一緒です。ところが多くのアマチュアは、クラブが変わると動作まで変わってしまいます。ウェッジでは上から打ち込もうとするのに、ドライバーを持つと急に下からあおるような打ち方をしてしまうケースがその典型です。

 9番アイアンはちゃんと打てるのに、5、6番アイアンになると打てないという人も多くいますが、9番アイアンが打てるのなら本当はスイングの基本が身についているはず。5、6番アイアンが打てないのは構えたときの視覚的感覚によってしゃくり打ちになる、という具合に動作が変わってしまっているのです。

 そうした傾向のある人は、苦手なクラブを多く練習したほうがいいともいえますが、苦手なクラブで違った動作になるのでは、練習するたびにどんどん下手になってしまう危険があります。

 それでしたら得意なクラブと苦手なクラブを1球ずつ交互に打つ練習がいいでしょう。ドライバーを打った後にウェッジで打つなどして、クラブによって感覚が違っても動作が同じになってくれば、どちらもちゃんと当たるようになります。ドライバーは当たるけど、フェアウェイウッドが当たらないという人も、こうした練習が最適といえます。

今週のまとめ
「自信をなくすだけの練習は避けるべし」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年7月3日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は9/26(水)更新予定


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