絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.12 サム・スニード




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(7月24・31日合併号)
第24回は戸田藤一郎の格言。ぜひともご一読を!
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「多くのゴルファーはあまりにも早く打ちたがる。
たばこの吸殻やタンポポの花を打つように
スイングすればいいのだ」



サム・スニード
1912年5月27日生まれ、米国バージニア州出身。同じ12年生まれのベン・ホーガン、バイロン・ネルソンと並ぶ偉大なゴルファー。50年には11勝を挙げるなど数々の歴史的な記録を残している。メジャーでは通算7勝。2002年5月23日没。

「ゆっくり振る」意識で、ヘッドの遠心力が使いやすくなる

ボールを力いっぱい叩こうとするから早打ちになる。切り返しのタイミングをゆっくりさせるだけでミート率が劇的に上がる
ボールを力いっぱい叩こうとするから早打ちになる。切り返しのタイミングをゆっくりさせるだけでミート率が劇的に上がる 【拡大】
 サム・スニードのこの格言、とても深みがあって興味深いと思います。

 一流選手たちのスイングはみんな速いのですが、スニードから見たら、アベレージゴルファーたちのスイングが、とてつもなく速く見えたのでしょう。実際はプロたちのスイングのほうが断然速いに決まっています。ところが、多くのアベレージゴルファーたちはトップから切り返しにかけての部分に「間」がなくて、ダウンスイングの始動のタイミングが早く見えます。

 タンポポの花や吸殻を打つときは誰でもそんなに力を入れませんし、割と気軽に打つでしょう。ところがボールを打つ段階となると、ほとんどのゴルファーはリキみまくります。腕や手首をコチコチに硬くし、さらにトップでクラブの重さを感じる前に振り下ろそうとします。

 結果的に手元とヘッドの時間差が生まれず、タメがつくれません。つまり、スイングが速く見えるのは「早打ち」であり、打ち急いでしまっているのです。

 スニードの言葉は「もう少しゆっくり振りましょう。クラブの重さを感じてからダウンスイングしましょうよ」と語りかけているようなものです。とはいえヘッドのスピードを落とすとインパクトで当たり負けしてしまいますし、飛距離がまったく出なくなります。

「ゆっくり」というのは、手首の力を抜いてヘッドの遠心力を使ってスイングすることを意味します。シャフトが極端に軟らかいクラブやロープなどを持って素振りすると、両腕も一緒にしならせる感じがつかめます。ゆっくり振るイメージによって手元とヘッドの時間差が生まれて、ヘッドが自然に加速し、実際はスイングスピードが速くなるのです。

今週のまとめ
「クラブの重さを感じてからダウンスイングしよう」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年4月17日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は7/25(水)更新予定


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