坂田信弘のラウンド進化論 素振りでは右ツマ先を閉じろ

実戦ではリキミのためフォローが出せない

 確実に上達していった者は、素振りのとき、右ツマ先を左へ向けていた。右ツマ先は閉じ、左ツマ先は開いているスタンスでの素振りだった。そして球を打つときは、右ツマ先と左ツマ先の開きを均等にして、スムーズな回転のできるスタンスにしていた。なぜか。フォローを大事にしていたからである。

 右ツマ先を閉じれば、フォローは出しやすくなる。日ごろから球を打っていれば、バックスイングは勝手に上がる。だがフォローは、いつのときも出しにくい。緊張しているときほど、フォローは小さくなり低くなっていく。バックスイングは練習場でつくれるが、フォローは実戦でつくりゆくものである。いくら練習場でいいフィニッシュをつくっても本番では崩れる。実戦ではリキむし、利き腕の右腕頼りのスイングとなりやすいからだ。リキめばフィニッシュは崩れる。フィニッシュの型が崩れると、振り抜くことはできない。振り抜けなければ、振り抜き詰まりが生じる。

 だから素振りでは右ツマ先を閉じる。そして球を打つとき、右ツマ先を開く。バックスイングの窮屈さは消える。そして、素振りのときの振り抜きの感覚を思い出して振っていく。

 いいリズムできっちりとフォローを出すには、素振りで右ツマ先を左に向ければいいのです。

 研修生の時代、セカンドショットのミスが多発する時期があった。キャディをしながら、セカンドショットが得意なアマチュアの人のスイングを眺め続けた。

 素振りのとき、右ツマ先を内側に向けていた。素振りと球をたたくときの右ツマ先の変化の違いを確信したのは、米国パームスプリングスで行われていた女子メジャー第1戦、ナビスコ・ダイナショアの観戦記を書くための練習ラウンド取材時、岡本綾子のスイングを見たときだ。18番ホールのティショットだった。素振りと球を打つときの右ツマ先方向が違っていた。

 おそらく無意識の変化と思う。最終日、最終ホールを想定したティショットだったと推察する。それまでの17ホールに変化があったかもしれないが、気づかなかった。フォローの大きさと型を意識すれば、右足は内側を向く。

 素振りでは右ツマ先を閉じる。そして元に戻して球を打つ。

 お試しください。フィニッシュの残像をつくるだけで、プレッシャーに崩れないスイングは生まれましょう。

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