匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【山本善隆3】

冬の薄芝に関しては番手を上げるのが一番の大ケガ防止策

 冬ゴルフでは、せっかくドライバーでフェアウエーをキープしても、薄芝でアイアンがダフったり、トップしたりと苦労している人も多いわね。それを防ぐには、普段なら7番アイアンで打つところ6番アイアンを持つとか、やっぱりワンクラブ上げるのが一番の良薬ですわ。

 シビアな薄芝からビシッといいボールを打たなあかんような番手では、自分にプレッシャーをかけるだけでミート率を悪くするに決まってる。大ケガさえ招くわな。でも、多少ダフリめだろうが薄めに当たろうが、そこそこ飛ばせる大きめのクラブを手にすれば、気持ちにも余裕ができて当たりもよくなるもんです。

 だいたいにしてね、いつでもどこでも完璧なショットを目指していること自体間違ってるのよ。完璧なショットなんて、ベストシーズンでコースコンディションもよくて、体調もゴルフの調子もええときに出るもんやからね。薄芝で重ね着して体の動きも悪い冬にそうそう打てるもんやないのよ。だから番手を上げても、ボチボチの当たりで十分や、くらいの気持ちで臨むべきですな。

 あとは薄芝やからとボール位置を右足寄りにして打つのは、シングルプレーヤーのすることやで。平均スコア90前後の人は、そうするとそれこそ打点が点になってかえってザックリしやすいですからね。右足寄りに置くにしても、せいぜいボール半個分~1個分の範囲内程度にしといたほうがええですよ。

完璧な当たりを目指さずに“ボチボチでよし”として打つことも大事やね

取材トーナメント/ISPS・HANDA CUP・フィランスロピーシニア 取材・文/伊藤昇市
※週刊パーゴルフ(2017年2月28日号)掲載


山本善隆(やまもと・よしたか)
1951年1月29日生まれ、大阪府出身。70年プロ転向。レギュラーツアー通算13勝、シニアツアー通算2勝。中村通らとともに「関西若手四天王」に数えられ一時代を築く。66歳となって迎える今季(2017年)も生涯獲得賞金のシード枠でシニアツアー参戦。スイングアークの大きな美しいスイングは今なお健在だ。城陽CC所属

※次回は2/12(月)更新予定


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