匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【山本善隆2】

ショートパットのカップイン率も距離感がモノをいう

 せっかくアプローチでピンそばにそこそこ寄せても、入れごろ外しごろとされる1.5~2メートルくらいのパットを外してばかりでは、なかなかスコアも安定せえへんね。ただ、ショートパットを入れるコツというても、それこそようさんあるし、人それぞれ手直しするポイントも違うわな。でもね、ボクはショートパットも距離感が最も大事やと思うんですよ。ただ単に入れたいと打つだけでは、パンチが入ってオーバーしやすいし、体がカップ方向に流れて引っかけやすくもなる。その点、ラインを決めて距離感重視で打てばカップの入り口も広くなりますやろ。

 うん? そうすると打ち切れずにショートしやすい? それは考え方が違いますやん。カップを少し越えるくらいの強さの距離感で打てばええだけの話なんやから。

 だからスタート前の朝のパッティンググリーンからして、もっと距離感を養うことに時間を割いたほうがええよ。ボール3個打って、3球とも同じところに止める練習をするとかね。アマチュアの人は、短い距離でカップに入れる練習ばかりして、さもそこで入らんとコースでも入らんと思っているようやけど、そんなことないですからね。

 ただ、ショートパットにはどうしたってプレッシャーがつきまといますわね。ゴルフというのはカップに近づくほど体がこわばるものやし、スコアが見えてくるラウンド後半になればなるほど短い距離のパットにビビりやすくもなるからね。そんなときはもう、打ち終えてもボールがあったところを見続けるようにして、ヘッドアップしないことを心がけて臨むに尽きるわね。そうして結果は後からついてくると思って、目の前のボールに集中力を集めて打つのが一番ですわ。

両ワキを締めてノーコック。体の回転を使って振れば無難に寄せられる

取材トーナメント/ISPS・HANDA CUP・フィランスロピーシニア 取材・文/伊藤昇市
※週刊パーゴルフ(2017年2月21日号)掲載


山本善隆(やまもと・よしたか)
1951年1月29日生まれ、大阪府出身。70年プロ転向。レギュラーツアー通算13勝、シニアツアー通算2勝。中村通らとともに「関西若手四天王」に数えられ一時代を築く。66歳となって迎える今季(2017年)も生涯獲得賞金のシード枠でシニアツアー参戦。スイングアークの大きな美しいスイングは今なお健在だ。城陽CC所属

※次回は2/9(金)更新予定


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