匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【鈴木亨2】

パット不調時は自分のスタイルを貫いて入るのを待つ

 ショットはまずまずだけど、パッティングが絶不調。ショートパットを外してばかりっていう日もありますよね。ホント、ボクもレギュラーツアー時代に数多く経験し、シニアになってもやらかしています(笑)。

 そんなとき、強引に入れにいったり、普段してもいないことにトライしても3パットを誘発するだけ。そこは歯をグッと食いしばって耐え、自分のスタイルを貫きながら入ってくれるのを待つしかありません。ボクの頭がもう少し柔らかければ、また違った発想の改善策を見いだせるんでしょうけど、ごめんなさい、真面目な性格なもので(笑)。

 ただし、単に入ってくれ、と打つだけでなく、何か一つでも自分なりにパッティングの調子がいいときのフィーリングに近づけようとする努力は必要だと思います。ボクの場合は、ボールがフェースから離れて、打ち出されていく瞬間の感触。野球の投手でいえばボールを投げるときの、最後に指先にかかるときの感覚みたいなものです。それをいいときの感じに取り戻すべく集中しつつ、カップインを待ちます。それで一発入るとスカッと気分も晴れ、その後は狙いどおりの速さで方向性よく転がせるようになるんですよね。

練習場と違ってコースはスイングを崩すところである

取材トーナメント・アルファクラブCUPシニアオープン 取材/文・伊藤昇市
※週刊パーゴルフ(2016年11月1日号)掲載


鈴木亨(すずき・とおる)
1966年5月28日生まれ、岐阜県出身。89年プロ転向、ツアー通算8勝。最終日の爆発的なスコアでの逆転優勝や上位進出が目立ち“ボンバー”のキャッチフレーズがつけられた。昨年(2015年)までレギュラーツアーの出場権を持ち続け、ブランクなく今年(16年)5月シニア入り。それだけにシニアツアーでの大活躍が大いに期待されるところだ。ミズノ所属

※次回は12/29(金)更新予定


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