絶対に100をたたかない もりモリ総研 vol.33 ターゲットに集中する大前提とは?




週刊パーゴルフ最新号(10月31日号)では、
「『メンタルが弱い』からミスが起きるわけではない」をレクチャー
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ターゲットに集中するには「心が一つになる」ことが大前提


ターゲットに集中することの重要性は頭では理解していても、「マックスの集中力」がどんな状態かというと案外分からないものです。集中力を高めるためのメンタルのコントロールの仕方を学習しましょう。

心ここにあらずの状態やメカニズムへの意識は集中力の妨げになる

心の迷いを断ち切るのもルーティンの役目の一つ。プロはこれができているが、アマチュアは迷ったままスイングに入ってしまうことが多い
心の迷いを断ち切るのもルーティンの役目の一つ。プロはこれができているが、アマチュアは迷ったままスイングに入ってしまうことが多い 【拡大】
「カップしか見ていませんでした」。これは男子トーナメントで、最終18番ホールでの80センチの短いパットを外してしまったプレーヤーの試合後のコメントです。そのプレーヤーはこのパットを入れれば優勝という場面でミスしてしまい、3人のプレーオフに突入し、結果的に敗退を喫してしまったのです。

 メンタル的に弱いから負けた、というのは当てはまらないと思います。そのプレーヤーはシード選手として常連の存在でしたから、メンタルはかなり強いはずです。それでもわずか80センチのパットを外してしまうのは技術的なミスというよりも、ターゲットに対しての集中の仕方を間違えてしまったのではないか、というのが私の見解です。

 カップを一生懸命に見つめている姿は、周囲からはターゲットに対して集中力を高めているように見えるでしょう。でも意識がカップばかりに飛んでしまうと、自分のやるべきことが見えなくなり、自分がもうそこにいなくなったような状態に陥りやすいのです。ターゲットに集中しているようでいて、実は本当の意味で集中し切れていないわけです。

 ターゲットに意識が持っていかれると、自分の体も持っていかれてしまいます。つまり、体が早く開くミスが起こりやすいのです。特に短いパットは構えたときにカップが視界に入りますから、インパクト前に体がカップのほうに流れやすい点を警戒しないといけません。

 同じことは池越えのショットや打ち上げのショットにも当てはまります。ターゲットを意識するのはいいとしても、ボールを打つ段階になって「あの池を越えよう!」とか「高い球を打とう!」などとメカニズム的なことを考えてしまうのは、邪念でしかないのです。ヘッドアップが起こり、体が早く開いてさまざまなミスショットを誘発させてしまう結果となります。

 こうした理由から、1メートルにも満たない短いパットも「けっこう難しい」ことをプロたちは経験で知っています。同じ80センチでも入ってボギーのパットと、優勝が懸かったパットでは心理状態が大きく変わります。どちらも同じ1打には変わりないのですが、ターゲットへの集中の仕方で結果がまるで違ったものとなります。

 そこにゴルフの怖さが潜んでいるわけで、だからこそ「心が一つになる」ことがメンタルコントロールのうえで大きなカギとなるのです。

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