匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【米山剛4】



林間コースのティショット
狙いを一点に絞り球筋を明確にして臨む


林間コースは逃げ場がないだけに圧迫感を強く受ける

 ほとんど同じ腕前とコースマネジメント力を持つ、アマチュアゴルファーのAさんとBさん。二人ともドライバーの飛距離はそこそこ出るものの、今ひとつ安定性に欠けるタイプ。ただ「平均スコアは?」と聞くと「90前後」と答えるAさんに対し、Bさんは「85前後」とのこと。その差は何だと思いますか?

 Aさんは、林間コースでのプレーが多く、片やBさんは、いわゆる丘陵コースでプレーする機会が多いのです。簡単にいえば、二人が普段プレーしているコースに難易度の差があるというわけです。

 えっ? 平坦な林間コースよりも、アップダウンのある丘陵コースのほうが、スコアをまとめづらいのでは? と首を傾げる人もいるでしょうが、それ以上にティショットの難しさの差がものをいうのです。打球を曲げると林に入れて、次打は出すだけとなる林間コース。一方、丘陵コースは、例えばフェアウエーの左サイドがOBであっても、右サイドの土手方向に打っておけば、ボールが転がって落ちてくるといった逃げ場があるもの。したがって、林間コースのほうがよりシビアなティショットを要求されるのです。

 実際、ボクに限らず多くの男子プロが、ツアーの難コースに、毎年11月に開催されるダンロップフェニックスの会場、松林にセパレートされたフェニックスCC(宮崎県)を挙げると思います。松は幹が斜めに伸びていたり、枝がヨコに突き出ていたりするので、打球を打ち込むと脱出するにも本当に厄介。それだけにティショットで受ける圧迫感がものすごく強いのです。

 林間コースというと、名門コースが多く、プレーする機会が少ないかもしれませんが、機会があればぜひ腕試しを。自分の真の実力を測るにはもってこいです。

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