絶対に100をたたかない もりモリ総研 vol.29 「心の準備」をしておこう

ゴルフは自分と対話しながらプレーするスポーツ

「ミスしても落ち着いてプレーするぞ!」などとスタート前に心の準備をしておけば、18ホールを通して自分のペースでプレーできるようになる
「ミスしても落ち着いてプレーするぞ!」などとスタート前に心の準備をしておけば、18ホールを通して自分のペースでプレーできるようになる 【拡大】
 スイングの乱れがミスを呼ぶのは仕方ないとして、心までが乱れてしまうとプレーになりません。ミスして慌てたり、周囲の目が気になって突然ミスしたりするのは、「心のハンディキャップ」のレベルが低いからです。

 シングルゴルファーたちは技術もさることながら、心のハンディキャップが高いのです。常に心の準備ができているから、技術を補える面が多々あります。逆にいえば技術面であまりうまくない人でも心のハンディキャップの高い人は、めったに100以上はたたきません。それだけ心のバランスが大事だということです。

 日本のゴルフレッスンの形式としては、技術を教える比率が高すぎるように思えてなりません。技術を高めることも必要ですが、メンタルも技術と同じくらいか、それ以上に大切です。本当にうまくなりたければ、心の持ちようの重要性も知っておくべきだと思います。

 ゴルフ場に来て、「ベストスコアを出そう!」と思うのはいいのですが、それはあくまでも願望です。また、「今日も100をたたいたらどうしよう」という恐怖心もマイナスに働きます。

 大体の人は願望か、恐怖心に対して気持ちが強く働きます。結果うんぬんではなくて、その結果に対して自分がどう心をコントロールしていくのかの決め事をするのが心の準備です。心の準備を忘れて、結果に対する願望と恐怖だけに心を支配されてはいけないのです。

 スタート前に「今日、一日落ち着いてプレーするぞ!」と決めたら、それをやり抜きましょう。プレー中も、「今、オレは落ち着いているか?」と自分と会話するのです。

 ゴルフは日常と違う自分を知ることのできるスポーツであり、自分を見つめ直せるスポーツです。他のスポーツと違って自分の思考がたくさん入ってきますし、もう一人の自分とたくさん会話できるスポーツなのです。

 イ ボミ選手はスタート前に必ず胸の前で十字を切ってお祈りします。「神様、今日も一日よろしくお願いします!」と祈る一方で、もう一人の自分と対話しながら、心の準備をしているのです。

 心の持ちようが体を支配するといってもいいほどで、機嫌がいいとショットの調子が上がりますし、不機嫌になればパフォーマンスも低下しやすくなります。

 スタート前に「今日はミスしても慌てないぞ!」「絶対に下を向かないぞ!」などと決めておきましょう。もう一人の自分と対話しながらプレーすると、心をコントロールするコツがつかめてきます。

「『メンタル面のハンディキャップ』を高めよう」

構成・三代崇 写真・村上航 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2017年7月11日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※vol.30は9/27(水)更新予定


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