匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【飯合肇2】

アプローチではグリップエンドを常にへその前でキープ

 でも、まぁ、冬ゴルフといえば一番厄介なのが、薄芝からのアプローチだよね。オフシーズンの時季、俺も暇さえあれば庭でアプローチの練習をしているけど、それでもコースでちょっと油断するとチャックリしちゃうからねぇ。芝が緑色だったらそういうこともないんだけど、枯れて茶色になると、どうしてもボールに当てようという意識が芽生える。すると体が反応して、アドレスからボールに近づいたり、ボール位置を右足寄りにしてハンドファーストを強めたりして、いかにも当てにいく構え方になってしまう。それがダメなんだよね。

 ボールに当てにいくアプローチなんて、絶対に寄るもんじゃないからね。ピンに寄せるには、上げるにしても転がすにしても、フェースとボールの密着時間を長くして、落としどころに運んでやらないといけない。だから、たとえ薄芝であっても、ソールが滑るように打つことが大事なんですよ。自ら滑らせようとするんじゃないよ。ソールが自然に滑ってくれるように振らないといけない。

 それには、アドレスからバックスイング、フォローと常にグリップエンドを自分のへそのほうに向けたまま振ることだね。極端な話、へそを中心にヘッドを扇形に振るんだよ。無論、手だけじゃなくて、体の回転も軽く伴わせるというか、下半身の動きでクラブを引っ張り下ろして打つのがコツだけどね。その扇形から手元やヘッドがはみ出さないように振れば、薄芝であっても大抵フェースがボールを拾ってくれる。ボール1個分くらい手前からヘッドが入ってもスッと運べるようになるよ。

 うん? いつごろそれに気づいたかって? うーん、正直、2年くらい前かな(笑)。もっと早く気づいていたら、きっと米シニアツアーでも勝ててたよ(笑)。

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