匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【芹澤信雄2】



グリーン周りの状況判断
そのアプローチに難易度ランクをつけよ


難しい状況からは無理に寄せにいかず、許容範囲を広げる

 前回、教え子である西山ゆかりのキャディを買って出て優勝に導いたことから、コースマネジメント術について語りました。でもボクはレギュラーツアーでバリバリやっていたころにも、仲のよかった女子プロのキャディをして実戦指導したことがあるんですよね。

 そのときの話。とあるパー4、第2打でグリーンを外し、難しいアプローチを残しました。ライは悪く、グリーンは下り傾斜。ボールをフワリと上げて、グリーンエッジを越したすぐ先に落とさなければピンに寄せられない状況です。その女子プロ、懸命に素振りを繰り返し、なんとか寄せようとあくせくしていました。

 だからいいました。「ここはピンオーバー、2ピン以内でOKだ」と。「えっ、それでいいんですか?」「当たり前だろ、こんなの俺だってそうそう寄らないよ。パット勝負だ」。すると肩の力が抜けたのか、そこそこ合格圏内に寄せ、見事1パットで沈めてパーセーブしたのです。

 ボギー覚悟のところラッキーだったわけですが、もしあそこで無理に寄せていこうとして手痛いミスを犯せば、4打目も寄らず、5打目も入らずと、ダブルボギーにしていたかもしれません。彼女もアプローチだからとなんでもかんでも寄せにいくものではない、時には取りあえずグリーンに乗せておけばいい、という攻め方があることを身をもって知ったと思います。

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