匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【渡辺司4】

ダフリの食い止めも右足寄りのボール位置は逆効果

 アイアンのダフリぐせに悩んでいる、なんとか直したい、という人にも同じ傾向が見られます。構えてください、というと、ダフりたくないという気持ちの表れか、もしくは多少ダフリ気味に入ってもヒットできるようにとの思いもあってか、ボールを右足寄りにセットして構えるのです。

 それを見てボクは「そんなふうにスタンス中央より右にボールを置いたりしたら、インパクトが点になって、かえってダフっちゃいますよ。ダフリを直したいといいつつ、そのボール位置では、自らダフって打とうとしているようなものじゃないですか。もっといえば、きちんといいスイングでボールをとらえることを否定しているようなもの。そんなことではダフリぐせなんて永遠に直せませんよ」といって聞かせます。

 ダフリぐせに限らず、その日どうも体の動きが悪く、アイアンでダフリ気味の当たりが続くというのは、よくあることだと思います。その場合も、ボールを右足寄りに置いてしのごうなんてしたら、どんどん泥沼にはまるだけ。ダフリを止めたい、ナイスショットしたいというのなら、覚悟を決めて、ボール位置はボールをスタンス中央よりやや左にセットするくらいがベストでしょう。

 そうして、痛い思いをしないように頑張ってプレーしてください。そうすれば絶対にきちんとボールをとらえられるようになりますから。

ノーリスク、ハイリターンなどない。レベルアップを目指すなら時にハイリスクとも向き合おう

取材/文・伊藤昇市 取材協力・ゴルフネットワーク(東京都)
※週刊パーゴルフ(2015年9月29日号)掲載


渡辺司(わたなべ・つかさ)
1957年2月16日生まれ、東京都出身。81年
プロ転向、レギュラーツアー通算2勝、シニアツアー通算4勝。オールラウンドプレーヤーとして、レギュラー時代は85年から2003年まで19年連続シード権を維持。シニア入り後は08、13年に日本プロシニア選手権、09年には日本シニアオープンを制するなど、公式戦に強さを発揮する。セガサミーホールディングス所属

※次回は7/7(金)更新予定


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