匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【渡辺司4】




引っかけグセを直したい
ならば覚悟を決めて左を向いて構えよ

目標より右を向いて構えているうちは引っかけが続く

 プロアマ戦などでラウンドしているとアマチュアの方から「プロ、私はドライバーショットで引っかけが出て困っています。ひどいときは一日中引っかけてばかりです。どうしたら直せるでしょうか?」といった質問をよく受けます。そこで「覚悟を持って、本気で直す気がありますか?」と聞くと、大抵「はい、あります」と返ってくるので、「分かりました。では、構えてください」といいます。

 すると、最初から打球が左に曲がることを想定しているのか、それとも引っかけグセが身に染みついているのか、ほとんどの人がフェアウエー右サイドを向いて構えます。人によっては右のラフ方向に対して構えることさえあります。

 それを見て「あれ? それで仮にボールを真っすぐ打てたとしたら、打球はどこに飛んでいきますか?」と聞くと「うまくいけばフェアウエー右サイドをキープできると思うんですが……」と、その方。本人も右を向いて構えていることを自覚しているのです。

 いやいや、ちょっとお待ちを、とボク。「うまくいけば、といわれましたが、それって本当は、うまい具合に引っかかってくれればフェアウエーセンターをとらえられる、という気持ちのほうが強いんじゃないですか?」。その方「……まぁ、そうですねぇ」。ボク「だとしたら、本気で引っかけを直そうと思っていないじゃないですか。あえて右を向いて構えるということは、引っかけて初めて本来の目標に飛ばせるんですから、自ら引っかけを打とうとしているってことですよ」。

 引っかけ撲滅のアドバイスは、大概そこから始まります。

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