匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【渡辺司3】

飛ばなくていいから方向性重視なんて逆に打球を曲げる

 そう考えると、なぜ68歳になった今もなおジャンボさんが飛距離にこだわっているかも理解できるでしょう。遠くに飛ばないショットはナイスショットじゃない、との前提があるから、あの人はいつも遠くへ飛ばそうとしているのです。

 それは現在、世界で活躍するトッププレーヤーも同じ。ご覧なさい。誰もドライバーで力を抜いて打ってなんていませんよね。みんな、プレッシャーがかかるシビアな場面でも、ナイスショット目指してビュンと振り抜いています。

 飛ばなくてもいいから、力を抜いてフェアウエーをキープしておこう、なんてあり得ません。それではナイスショットするな、ミスショットしろ、といっているようなものなんですから。かえって打球を曲げること必至です。

 皆さんもドライバーのOBをなくしたいというのなら、常にただひたすらナイスショットを目指すべき。それが一番の近道です。

 それでもフェアウエーが狭く、OBしそうで怖いというのならドライバーを持たなければいいんです。3番ウッドなり5番ウッド、場合によってはユーティリティークラブやアイアンで打つ。そのときも、“安全に”などとフェアウエーにボールを置きにいくような打ち方はしないでくださいね。持ったクラブなりのナイスショットを目指すだけです。

力を抜いて打つショットにナイスショットはない

取材/文・伊藤昇市 取材協力・ゴルフネットワーク(東京都)
※週刊パーゴルフ(2015年9月22日号)掲載


渡辺司(わたなべ・つかさ)
1957年2月16日生まれ、東京都出身。81年
プロ転向、レギュラーツアー通算2勝、シニアツアー通算4勝。オールラウンドプレーヤーとして、レギュラー時代は85年から2003年まで19年連続シード権を維持。シニア入り後は08、13年に日本プロシニア選手権、09年には日本シニアオープンを制するなど、公式戦に強さを発揮する。セガサミーホールディングス所属

※次回は7/3(月)更新予定


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