匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【海老原清治3】

クラブをしっかり振ることを忘れてはいけない

 あと一つ、クラブは絶対にしっかりと振らなければいけない、というのも、私のゴルフキャリアから導かれた結論です。引っかけると怖くなって振れなくなりますけど、それでは飛距離が落ちるし、別のミスを招く結果にもなりやすいでしょう。

 バックスイングでフェースを開いたら、あとは躊躇(ちゅうちょ)せずにしっかりと振り抜くこと。振り抜いてこそ、引っかけも止められるんだと認識してください。

 コンパクトにスイングしたほうが左への曲がり具合を抑えられそうな気もしますが、普段してもいないことをいきなりコースで、しかも、引っかけのミスが続く中で試したところで、そうそううまくいくはずがありません。そもそもコンパクトに振ったほうがミート率をよくする、方向性もよくする、といった教えがありますが、それなら振り幅の小さなアプローチはすべてきちんと当たるのか、すべて狙いどおりに打てるのか、といったら決してそうではありませんよね。

 ぜひ、横峯さくらちゃんを見習ってください。常にあれくらいしっかりとクラブを振っていれば、年を取っても長くゴルフを楽しめますよ。

 ちなみに、引っかけとは逆に、コースでどうしてもスライスばかり出るときは、左ツマ先を閉じて構えるのがお勧めです。そうして腕を返して振って、フックの要素を取り入れれば相殺されて真っすぐ飛ばせます。

バックスイングで左手甲を上に向けてごらん。それで真っすぐ飛ばせるよ

取材/文・伊藤昇市 取材協力・我孫子GC(千葉県)
※週刊パーゴルフ(2015年8月18・25日合併号)掲載


海老原清治(えびはら・せいじ)
1949年4月2日生まれ、千葉県出身。70年プロ転向、レギュラーツアー通算3勝、シニアツアー通算11勝(海外を含む)。2000年から欧州シニアツアーに参戦し、02年には3勝を挙げて日本人初の賞金王に輝く。翌03年には米国シニアツアーに挑戦。日、欧、米、3つのツアーを股に掛けて戦った。いぶし銀の技は今なお健在。我孫子GC所属

※次回は6/19(月)更新予定


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