匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【海老原清治2】

グリーンセンターを狙うショットを正しく想像する

 ここで一つ、ピンがグリーンの端に立てられている状況で、7番アイアン、もしくは8番アイアンで、グリーンセンターを狙う自分の姿を想像してみてください。そこに、願わくばピンそばにつけたいと欲をかいていたり、逃げの安全策だと思っている自分がいたりします。

 グリーンセンター狙いというのは簡単なようで、実は簡単なことではありません。ピンのない場所を狙って打っていくのは、しっかりとした決断と勇気がいることです。そこには“うまいこと打球がズレてピンそばに……”などと考える中途半端な姿勢はご法度。ピンの存在をすっかり消し、心してかかることが必須です。

 また、逃げの安全策などと思っていたとしたら、それは大きな勘違い。そんな姿勢では狙いどころもあやふやに、スイングにも緩みが生じてミスヒットを多くするだけです。

 それにそもそも、よほど巨大なグリーンは別として、グリーンセンターにボールがあればカップがどこに切られていても、そんなに距離は残らないものです。つまり、見事グリーンセンターにパーオンできればバーディチャンス。そんな想像を膨らませて臨むほうが、いい結果へとつなげられるはずですよ。

ただ単にうまく打ちたいと思っているだけでは、きっとそうはならないね

取材/文・伊藤昇市 取材協力・我孫子GC(千葉県)
※週刊パーゴルフ(2015年8月11日号)掲載


海老原清治(えびはら・せいじ)
1949年4月2日生まれ、千葉県出身。70年プロ転向、レギュラーツアー通算3勝、シニアツアー通算11勝(海外を含む)。2000年から欧州シニアツアーに参戦し、02年には3勝を挙げて日本人初の賞金王に輝く。翌03年には米国シニアツアーに挑戦。日、欧、米、3つのツアーを股に掛けて戦った。いぶし銀の技は今なお健在。我孫子GC所属

※次回は6/16(金)更新予定


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