匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【羽川豊編4】



ミスは持ち帰ればいい
スコアメークよりレベルアップを目指す


攻めてこそ上達して、ゴルフの真の楽しさも味わえる

 本来このコーナーは、皆さんにコースとの賢いつき合い方をお伝えしなければならないのでしょうが、私は過去3回、基本的には真っ向勝負していけ、と訴えてきました。成功する可能性があるのなら、常に攻めの姿勢でコースと向き合う。フェアウエーが狭かろうがティショットはドライバーで飛距離を稼ぎ、ピンを狙うショットはデッドに、アプローチもカップインさせるつもりで攻める。そうして毎ホール、バーディで上がることを目指してもらいたいのです。

 無論、そうしたゴルフは大きなミスとなって、スコアを崩す危険性があります。でもそうなったらそれで、それを課題として持ち帰り、練習すればいいだけのこと。なぜミスしたのかを考え、次は同じミスを繰り返さぬように対策を練る。その日のスコアメークよりも、先々に有効となるゴルフになるわけですが、考えようによっては、これほど皆さんを上達に導いてくれるものはないはずです。また、それを繰り返すことで初めて、自分の技量に合った安全策であったり、守りのプレーといったものも確立できるでしょう。

 それに極論すれば、攻めないことにはゴルフの楽しさは半減です。私自身2度の長期スランプを経験していますが、ようやく立て直せてツアーに復帰したとき、ここで安全、無難にプレーしたって何も面白くないし、それでは得られるものすらない、と感じたものです。

 攻めていけば、当然プレッシャーは増します。でも思うに、ゴルフは一生プレッシャーとの闘い。ゴルフプレーヤーである限り、プレッシャーから解放されることはないのです。となれば、それを受け入れ、打ち勝つ努力をすることにゴルフの真の楽しさがある、といって過言ではないでしょう。

 だいたいにして、コースマネジメント=安全策=プレッシャーを避けてラクに攻めていく、という考えは大きな間違いです。それでコースを攻略できるほどゴルフは甘くないですからね。

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