匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【羽川豊編3】



考察・ホールハンディキャップ
やさしいとされるパー4こそ“点”で狙う


距離の短いパー4HDCPは17第1打がカギを握る

 通常、各ホールにはHDCP(ホールハンディキャップ)が設定されています。スコアカードや表示板に記されている1~18の数字がそれで、HDCP1は、そのコース18ホールの中で一番難しいホールであることを示し、逆にHDCP18は、一番やさしいホールであることを示します。もうすでに皆さん、ご存じのことですよね。

 HDCP1のホールは、フェアウエーが狭いうえにOBゾーンや池が巧みに配置されていたり、グリーンが砲台になっていてパーオンするのが難しいというケースが多々あります。でも恐らくは450ヤード以上あるパー4など、距離が長く設計されているホールがほとんどでしょう。

 そうしたホールは、ティグラウンドに立ったときグリーンが遥(はる)か遠くに見えるため、リキんでティショットを曲げる。さらにグリーンを狙うショットも、長めのクラブで打たなければならない。再びリキんでミスを招く……。スコアカードにはトリプルボギーだとか、ダブルパーという数字を書き込むことを多くしているはずです。

 一方、HDCP16~18辺りの、比較的やさしいとされるホールは、距離が短く、伸び伸びと振っていけるように設計されているものです。結果、パーで上がりやすく、うまくいけばバーディも期待できるサービスホールといっていいでしょう。

 となると、HDCPが後半の数字のやさしいホールは、そのサービスを受けなきゃ損だ、ガンガン攻めていけ、といいたいところですが、油断は禁物。攻めのゴルフを身上とし、皆さんにもお勧めする私ですが、この場合においては、冷静な判断が求められます。

 例えば340ヤード、やや打ち下ろしのパー4。フェアウエーも広い。HDCPは17。「よし、ここはドライバーで一発カッ飛ばして……」と気合も入る。しかし、ここで皆さんに知ってもらいたいのが、そもそもパー4のHDCPは、ティショットをある程度きちんと飛ばしたことを前提にしているということ。つまりこのケース、いくらHDCPは17のやさしいホールといっても、ティショットを大きく曲げては元も子もないというわけです。

関連記事一覧

レッスン最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ