匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【加瀬秀樹編1】



コースと向き合うために……
得意とするショットでプレーリズムをつかむ


シニアとなった今でも、飛距離のアドバンテージを生かしたプレーを展開する大型プレーヤー・加瀬秀樹。一見、細々としたコースマネジメントとは無縁のタイプのように思われるが、年齢と経験を積み重ねる中、ゴルフへの取り組み方に深みが増したという。4回にわたり語ってもらおう。

ゴルフを前向きに楽しむリズムを早めに確保したい

 幸いにも人よりも飛距離が出るボクの場合は、やっぱりドライバーでガツンと飛ばすことがコースマネジメントの第一歩となっています。それはつまり、プレーのリズムをよくすることにつながるのです。

 コースマネジメントとは結局、それぞれの状況で、どうすればいいスコアで上がれるかを冷静に考え、実践することにあると思います。ところが皆さんはコースに出ると、取りあえずボールを前進させることばかりに頭がいって、周りを見る余裕すらない。コースマネジメントどころの話ではない、のが実情でしょう。

 まあ確かに、久しぶりのラウンドで、しかも序盤のプレーとなれば、そうなるのも致し方ありません。でも、できれば早めに自分のプレーを、というより、精神的な落ち着きを取り戻せるようにしたいものです。別の言葉に言い換えれば、次はどう打って攻めようか、というゴルフを前向きに楽しむリズムを確保するということです。

 その近道となり、特効薬となるのは、バーディやパーを取る以前に、まずはドライバーでもアイアンでもショートゲームでも、何らかのナイスプレーを一つ繰り出すことでしょう。ボクはそれを最も得意とするドライバーに求めている、というわけです。

 ドライバーで同伴競技者より飛ばして、第2打を最後に打つ。そうして他のプレーヤーが第2打を打っている間に、どこを狙うか、どう攻めるかなどを考える。それで自分のプレーリズムをつくっているのです。

 何もボクのようにドライバーでなくても、他のクラブでワンプレー、納得の結果が得られればそれが自信となり、気持ちに余裕も生まれるはず。前向きの姿勢にもなれるでしょう。まずはナイスプレーを一つ目指す。コースと相対するには、それが始まりです。

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