奇想天外なのか? これからの常識か? 40グラム台シャフト&レディスドライバーを使う女子プロが登場!

ピンのレディースドライバー〈G Le〉でメジャー優勝を飾ったパーニラ・リンドバーグ(写真:Getty Images)
ピンのレディースドライバー〈G Le〉でメジャー優勝を飾ったパーニラ・リンドバーグ(写真:Getty Images) 【拡大】
4月1日はいわずもがなだがエイプリルフール。その事実を聞いた途端に”あ~、嘘か!”と思ったが、実は本当の話だった。その日は国内女子ツアー「ヤマハレディースオープン葛城」の最終日。トップだった菊地絵理香を抑え、逆転で韓国出身のアン・ソンジュが優勝した。その時に手にしていたドライバーのシャフトが、なんと40グラム台の軽量モデルなのだ。

アン・ソンジュが使用していたのは、フジクラの〈Speeder 474 Evolution Ⅳ〉でフレックス S。カタログでは50グラムとなっているが、これはカット前重量なので確実にカット後には40グラム台になっている。

シャフトを提供しているフジクラは、「飛距離アップを求めているアン・ソンジュプロに対して、これまでより軽くて長く組んだシャフトをテストしてもらいました。練習場でのテスト、計測機での数値、コースでのテストなど入念な確認作業を繰り返し行い、“飛んで曲がらないシャフト”として、実践投入に至りました」という。

気に入っているポイントは、“芯で捉えたときに飛んで曲がらない”点だ。そして、ミスヒットをしてもほとんど曲がらずに、ある程度の飛距離をキープ出来ているという。そのため、
今大会初日の前日にスイッチし、投入直後の優勝となった。

40グラム台のシャフトはというと、ダンロップの〈ゼクシオ テン〉ドライバーのメーカーオリジナルシャフトのフレックスSで45グラム。アン・ソンジュが使うモデルは、ここまでは軽くはないと思うが、一般的なアマチュアゴルファーとほとんど変わらない重さであり、女子とはいえ40グラム台の軽量シャフト使用はあまりにも珍しい。フジクラの〈スピーダー〉シャフトを使用している中で、40グラム台使用者はアン・ソンジュ含めて、全部で4人だ。

一方、米LPGAツアーでも”珍事”があった。今季のメジャー初戦、「ANAインスピレーション」で、プレーオフの末、初優勝がメジャーとなったパーニラ・リンドバーグが手にしていたのは、レディースモデルのピン〈G Le〉だった。ロフト角も11.5度と、女子プロとしても大きめの設定。本人には話が聞けなかったものの、キャディは、「フェース面の厚さの問題で、彼女のヘッドスピードではこっちのほうが飛距離が出るんだ」とのこと。女子といえども、市販されているレディスクラブのドライバーヘッドを使っているのは極めて希だ。

個性的といえばそうだが、プロは1打で獲得賞金が変わる。それだけに、道具選びはおろそかにするはずがない。ツアー自体は違うが、偶然にしても同週に優勝した二人の女子プロが奇想天外なギアで勝利したことにより、これまでの常識が変わるかもしれない。

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