飛んで止まるボールはこれだ!

ヘッドスピード40メートル/秒前後のゴルファーにお勧め
アベレージゴルファー向け
飛んで止まるボールはこれだ!
2014モデル10機種を試打テスト



飛ぶボールは止まらない、止まるボールは飛距離が出ない、というのは昔の話。最新ボールはドライバーショットでは飛距離が出て、ウェッジではスピンがかかって止まるように作られている。そこで、各メーカーが推薦した、ヘッドスピード40メートル/秒前後のアベレージゴルファーにお勧めのボールを集め、その実力をテストした。
取材/文・大塚賢二 イラスト・庄司猛 撮影協力・マグレガーCC(千葉県)

ボールのつぶれ方の違いで飛距離とスピンを両立させる
 今どきのボールは、“飛んで止まる”を売り文句にしているものが多い。

 ドライバーで飛ばすためには、ボール初速が速いことに加えて“高打ち出し・低スピン”がキーワード。それならばドライバーで飛ぶボールは、スピンが少ないのだから、グリーン上で止まらないのでは、と思うのが普通だろう。しかし、飛んで止まるボールはドライバーではスピンが少なく、ウェッジではスピンがかかる工夫がされているのだ。

 ドライバーとウェッジのショットではヘッドスピードとロフト角が異なる。ドライバーはヘッドスピードが速くロフト角は小さいため、インパクト時のボールのつぶれが大きく、ウェッジはドライバーよりヘッドスピードが遅く、ロフト角も大きいためボールのつぶれは小さくなる。これを利用してドライバーでは低スピン、ウェッジではスピンをかかりやすくしているのが、最新のテクノロジーだ。
 ボールのつぶれが大きいと、インパクトでボールにスピンがかかる力が加わったとき、ボール内部でスピンがかかる方向とは逆のねじれが発生する。ボールがフェースから飛び出すときにボール内部でねじり戻りが生じるためにバックスピンが減ることになる。

 一方、インパクトでボールのつぶれが小さいとボール内部でのねじれは少ないので、スピンがかかる力どおりにバックスピンがかかる。ドライバーではボールが大きくつぶれ、ウェッジではつぶれが小さいものが、飛んで止まるボールというわけだ。

 最新ボールはコアを外剛内柔構造にしたり、多層構造にしたりすることでこれを実現している。また、カバーの素材や厚さ、ディンプルにも各社さまざまな工夫を凝らしている。

アベレージ向け2014モデル10機種を試打テスト
 基本的な考え方は同じでも、ドライバーとウェッジのつぶれ方やカバー素材、ディンプルなどの“味つけ”の違いがボールの個性となる。そこで、ヘッドスピード40メートル/秒前後のゴルファーにお勧めの飛んで止まる2014年モデルを集め、試打テストを行った。

 コースと練習グリーンを使い、ドライバー、アイアン(7I)、ウェッジ(58度)、パターで試打を行い、それぞれのボールの特性がつかめるまで実打を繰り返した。飛距離(ウェッジは評価せず、パターは転がりのよさ)、打感の柔らかさ、スピンのかかりやすさ、弾道の高さ(ともにパターは評価せず)を5段階で評価。評価点が大きいほど、飛距離が出る、打感が柔らかい、スピンがかかりやすい、弾道が高いことを示す。それ以外の感想も含め、テスターが感じた各ボールの個性をインプレッションとしてまとめた。
ドライバーからパターまで徹底試打馬場由美子(ばば・ゆみこ)
1984年生まれ、福岡県出身。
身長156センチ、体重53キロ。
7歳でゴルフを始め2005年プロ入会。同年のステップ・アップ・ツアー、ヴァーナルカップで優勝。フリー

打感や弾道の高さで選ぶと決めやすい 10機種のボールを試打しましたが、ドライバーの飛距離とウェッジでのスピンのかかりやすさのバランスは、モデルによって異なります。また、それ以上にボールの個性の差が強く出るのは、弾道の高さと打感の柔らかさです。
 弾道の高さも打感の柔らかさも同じボールであっても、ドライバー、アイアン、ウェッジ、パターで評価が変わりますので、ドライバーの飛距離とウェッジのスピンに加えて、自分が重視するクラブの打感と弾道の高さも考慮すれば、自分に合った飛んで止まるボールを見つけやすいでしょう。


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