【私のこだわりの一本】AW、最初に使ったのが多分ボクやからね -山本善隆-

三浦技研/MB-5000WA プロトタイプ(ロフト角54度)
「ボクにとってのこだわりのクラブといったら、やっぱAWやね。何の記録が残っているわけではないけど、多分ボクが一番初めに使って試合でも結果を出したんだからね」と山本善隆。詳しい話を聞こう。

プロ入りして間もなく、自ら作り上げたAWの雰囲気を漂わすヘッド

 プロになってすぐ、ロフト角的にSWとPWの中間のクラブが必要やな、と思って自分で作ったんです。PWのヘッドを削ってちょっと小ぶりに、ロフト角を寝かせてね。1975年のサントリーオープンでジャンボ(尾崎将司)と最終組で回って勝ったときには、もう使ってたよ。当時、グリーン周りからチップインしたり、寄せまくったもんだから、なんだ、あのクラブは? 魔法の杖だ、とかいわれたねぇ。それからボチ、ボチと世に広がってAWとかPSとなって商品化されていったんやないかな。先見の明がある? そやねぇ、当時は海外にもまだなかったはずやから。
自ら考案して1970年代前半期より愛用するAWの使い手、山本を満足させる使い勝手のよさを備える
自ら考案して1970年代前半期より愛用するAWの使い手、山本を満足させる使い勝手のよさを備える 【拡大】
 今、使っているこれはヘッドが小さくて軽めで、当時手作りしたAWの雰囲気が感じられるので気に入っています。もう3年使っているかな。三浦技研さんの工場に行ったとき、放ってあったのをたまたま見つけて、これええがな、って作ってもらいました(笑)。
ここ約3年使い続けてついたフェースの打球跡。グリーン周りのさまざまなケースへの対応力も高い
ここ約3年使い続けてついたフェースの打球跡。グリーン周りのさまざまなケースへの対応力も高い 【拡大】
 グリーン周りでは深いラフとバンカー以外、大抵これ一本やね。ボールを上げたり転がしたり、いろいろとテクニックを駆使して寄せていますよ。そうした小細工を利かせるにもヘッドは少し軽めのほうがええから、バランスはC₉仕上げにしてます。
フェースを開いたり閉じたり、小細工を利かせて寄せられるようにヘッドは軽めに、C₉バランス
フェースを開いたり閉じたり、小細工を利かせて寄せられるようにヘッドは軽めに、C₉バランス 【拡大】

長く第一線で戦い続ける
山本善隆
(やまもと・よしたか)
1951年生まれ、大阪府出身。70年プロ転向。レギュラーツアー時代は「関西四天王」の一人に数えられ、80年の日本プロゴルフ選手権を含め通算13勝を挙げる。今年68歳も、大きく美しいスイングアークは健在。城陽CC所属

取材トーナメント/日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ
取材・文/伊藤昇市 撮影/高木昭彦
※週刊パーゴルフ(2019年4月16日号)掲載

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