「未来のレッスン」を感じさせる東大発の最先端技術をゴルフフェアで発見

4台のビデオカメラで撮影するだけでスイングが3D動画となり、どのアングルからも見られる
4台のビデオカメラで撮影するだけでスイングが3D動画となり、どのアングルからも見られる 【拡大】
3月22~24日に神奈川県のパシフィコ横浜で開催されたジャパンゴルフフェア。「ゴルフのすべてを見る、触れる」というキャッチコピーどおり、最新のゴルフ関連用品やサービスが展示されていた。

その中で最も未来を感じさせてくれる展示があった。ロボット工学とAIを利用したスイング解析技術「ビデオモーキャプ」だ。東京大学情報処理工学系研究科の中村・山本研究室が開発した、4台のビデオカメラ映像から人の運動をリアルタイムで計測・解析するモーションキャプチャー技術で、ゴルファーのスイングを筋肉骨格(写真)で3D画像によって表現。動画として見られ、筋肉部が赤く変わることでその瞬間に力が入っている筋肉が分かったり、肩や腰の動きの度合いなども確認できる。

こうした体の動きを確認できる機器としては、やはりモーションキャプチャー技術を応用した「GEARS」や「4Dモーション」などがあり、非常に細かなデータによってプロの指導にまで利用されている。現状では最先端といえるものだ。それに比較すると「ビデオモーキャプ」はまだ技術開発途中ということもあり、そこまでの詳細データは計測できない。
骨格で表現できたり、腰や肩などがどのタイミングでどのくらい動いているのかのデータも確認できる
骨格で表現できたり、腰や肩などがどのタイミングでどのくらい動いているのかのデータも確認できる 【拡大】
しかし何よりも驚かされるのが、「GEARS」などのように測定時に体に何かを取り付けたりせず、ただスイングするだけでいいことだ。しかも、筋肉の力が入っている部位が分かるのは、ロボット工学のデータを応用していること。ロボットを人間のようにスムーズに動かす際には可動部一つずつをいつ、どのくらいパワー・スピードで、どの長さ動かすのかという指令が必要。今回、その指令情報を用いて、ビデオカメラでとらえた映像から筋肉の動きを推察し、画面に表示しているという。それが分かることによってティーチングやトレーニングにも応用できる可能性を秘めている。

「ビデオモーキャプ」を共同開発しているサンゴルフコミュニケーションズによれば、現状はあくまで技術開発の途中であり、今後この技術の開発を進めつつ、商品化を進める企業を探していくことになるという。したがって、レッスン現場に登場するには、少し時間がかかるのは確かだ。

だが、自分のスインクが短時間で簡単に測定できる可能性があるだけに、今後の開発・製品化が気になるところだ。

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