【私のこだわりの一本】とことん自分向きに仕上げた -田村尚之-

フォーティーン/DJ-11(ロフト角57度)
使用する14本、すべてのクラブに人一倍深いこだわりを持つ田村尚之。とりわけSWは、ソールの大胆な削り具合一つ取っても、いかに自分向きに追求されたものであるかをうかがわせる。その目的は!?

邪魔になる部分を徹底的に落として使い勝手をよくした

 ボクのSWは、ちょっとグースがあって、バンス角も14~15度くらいあるんですけど、ソール全体を真っすぐに平らに削って、なおかつ、トレーリングエッジ(ソールとバックフェースの縁のところ)も落としています。要は、バンスを残しつつ邪魔な部分を省き、極限まで使い勝手をよくした、ということです。
バンスをしっかりと残しながらソールを全体的に平らに、かつ、トレーリングエッジを削った
バンスをしっかりと残しながらソールを全体的に平らに、かつ、トレーリングエッジを削った 【拡大】
 ソールに丸みがあるSWって、ライや地面の硬さによって滑り方や弾き具合に違いが出てしまうんですよね。その点をどうにか安定させたいなぁと突き詰めて削ったところ、いい感じの進化に成功。フェースを開いてもリーディングエッジを浮かさずに構えられるうえ、ソールを滑りよく打つこともできれば、弾いて使うこともできるようになりました。
日本のコースは基本、ボールが少し浮くコーライ芝なのでバンスという下駄をはかせておきたい、と田村
日本のコースは基本、ボールが少し浮くコーライ芝なのでバンスという下駄をはかせておきたい、と田村 【拡大】
 緊張する場面でのアプローチにしても、このSWであれば多少ダフりめに入ろうが、ソールが滑ってボールを拾ってくれると分かっているから、プレッシャーを軽減して臨めるんです。バンカーもラクに出せますよ。先にお伝えしたとおり、単にソールを平らに削っているわけではなく、バンスをしっかり残して仕上げていますからね。今となってはボク、SWはもうこれしか使えなくなってしまいました(笑)。
芝ではソールの滑りよくボールを拾えて、バンカーでも難なく砂を弾き飛ばして出せるという
芝ではソールの滑りよくボールを拾えて、バンカーでも難なく砂を弾き飛ばして出せるという 【拡大】

理にかなった自己流で活躍
田村尚之
(たむら・なおゆき)
1964年生まれ、広島県出身。トップアマとして活躍していたが、シニアツアー出場を目標に、2013年に49歳でプロ試験を受けて合格。以後16年にはツアー初勝利を挙げるなど安定した成績を残し、昨季賞金ランクは14位。ダイクレ所属

取材トーナメント/ISPSハンダカップ・フィランスロピーシニア
取材・文/伊藤昇市 撮影/高木昭彦
※週刊パーゴルフ(2019年4月2日号)掲載

バックナンバーはコチラ  >>

関連記事一覧

ゴルフ用品最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ