【私のこだわりの一本】日本の芝に合わせてリメイク -水巻善典-

タイトリスト/ボーケイデザイン・SM4プロトタイプ(ロフト角56度)
契約の縛りなしに、すべてのクラブの中から自分にとってベストと思える14本をキャディバッグに入れる水巻善典。とりわけSWには、深いこだわりと愛着があるようだ。

ロフト角56度、バンス角11度の出っ刃型SW

 ボクは1994年から米PGAツアーに参戦したこともあって、早くからこのタイプの出っ刃型SWを使っています。当時、日本はグース型SW全盛期でしたが、ボールがやや沈みがちな洋芝では、出っ刃型のほうが断然ボールを拾いやすいですからね。
洋芝に比べてボールが浮き気味になる日本の芝からSWで寄せるにはロフト角56度が最も適している
洋芝に比べてボールが浮き気味になる日本の芝からSWで寄せるにはロフト角56度が最も適している 【拡大】
 ただ、日本でプレーすることを考えたら、ロフト角は56度が一番適しているとの結論に達しました。洋芝に比べてボールが浮く日本の芝では、それ以上にロフト角があると、アプローチでフェースの上部にボールが当たる、いわゆる“ポッコン”が出やすいんです。
バンス角は実質11度。ただし、ソールの一部を削って芝でフェースを開いてもピタリ収まる仕上げに
バンス角は実質11度。ただし、ソールの一部を削って芝でフェースを開いてもピタリ収まる仕上げに 【拡大】
 バンス角は10度でも十分なのですが、いざ、英国並みのアゴの高いバンカーがあっても対応できるように11度にしています。実際これまでいろいろと試した結果、バンカーから楽に脱出するにも、球筋の打ち分けの幅を広げるにも、バンス角は絶対的に11度がベストですね。とはいえ、アプローチでフェースを開いて打つとき、刃が浮くことなくピタッと構えられるようにソールの一部を少し削って仕上げてもらっていますけど。
「最近あまり練習していないからフェースの溝も減らないよ(笑)」といいつつ、半年~1年で新品に交換
「最近あまり練習していないからフェースの溝も減らないよ(笑)」といいつつ、半年~1年で新品に交換 【拡大】
 以上、ボクのこだわりが詰まった一本。皆さんのSW選びの参考にもなるかと思います。

目指すは今季シニア初優勝
水巻善典
(みずまき・よしのり)
1958年生まれ、東京都出身。レギュラーツアー通算7勝、シニアツアー通算1勝。90年代は米PGAツアーでも実績を残す。現在、シニアツアーで戦う一方、テレビ解説でも活躍。同志社大学ゴルフ部のコーチも務める。鳴尾GC所属


取材トーナメント/ISPS・HANDA CUP・フィランスロピーシニア
取材・文/伊藤昇市 撮影/富士溪和春
※週刊パーゴルフ(2018年7月24・31日合併号)掲載

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