女子プロが飛ばせる理由 インサイド・アッパー軌道に秘訣あり!

ヘッドスピード37メートル/秒でも230ヤード超え!


インサイド・アッパー軌道に秘訣あり!
アマチュアとの違いを科学的に分析

取材/文・オフィスユウ 取材協力・テーラーメイドゴルフ、プロギア

アマチュアの一般的な男性アベレージゴルファーと同じようなヘッドスピードであるにもかかわらず、女子プロは240~250ヤード前後の飛距離を出す。いったい、そこにはどんな違いがあるのか。最新鋭のスイング診断システムの力を借りて探った。

効率とエネルギー伝達のいいスイングが飛距離の差を生む

 まずは、身長157センチと女子プロの中でも小柄な竹村真琴に協力してもらい、実際にデータを計測。アマチュアのデータと比較し、どんな違いがあるのかを調べた。計測は、「テーラーメイド・パフォーマンスラボ青海」のオペレーター、中山勝人の協力の下で行った。

 その結果、女子プロとアマチュアには大きな差があることを再認識させられることとなった。

 平均ヘッドスピードが37メートル/秒(m/s)前後でありながら、竹村はコンスタントに230ヤード近い飛距離を出している。だが、アマチュアは、ヘッドスピードが40m/s前後と竹村より速いにもかかわらず、最大でも210ヤード、平均すると200ヤードちょっとというものだった。
「この飛距離の差を生んでいるのは、効率のいい、エネルギー伝達ロスの少ないインパクトができているかどうかにあります。もう少し具体的にいえば、プロは道具(ヘッド)を効率的に動かすことができていますが、アマチュアはそれができていません。当然、アジャスト力やミートする技術にも大きな差はありますが、ヘッドスピードに見合った効率のいいインパクトができていないということが飛距離の差を生んでいるといえます」(中山)

 では、効率のいいインパクトとは、具体的にどういったものなのか。次に、その点についてより詳しく調べてみた。

竹村真琴
Makoto Takemura

ミート率が上がって、効率のいいインパクトができれば、私よりも体の大きい男性のほうが絶対飛ばせるんですけどね


1990年5月11日生まれ、大阪府出身。2009年プロ入り。そのビジュアルのよさから、女子ツアー人気を支える存在として期待されている。


中山勝人
Katsuhito Nakayama

アマチュアは効率のいいインパクトができていません。だから、ヘッドスピードに見合った飛距離が出せないんです


テーラーメイドゴルフ・MAT-Tオペレーター(日本プロゴルフ協会・ティーチングプロ)


竹村真琴のデータ(平均)

ヘッドスピード 37m/s
ボール初速 53.2m/s
打ち出し角度 15度
バックスピン 1808rpm
キャリー 196.66ヤード
トータル飛距離 230.53ヤード

ヘッドスピード37m/sで230ヤード!

一般的な男性アベレージゴルファーのデータ(平均)

ヘッドスピード 40m/s
ボール初速 57.8m/s
打ち出し角度 14.6度
バックスピン 3596rpm
キャリー 190.28ヤード
トータル飛距離 204.10ヤード

ヘッドスピード40m/sで200ヤード!?
表内の数値は、「テーラーメイド・パフォーマンスラボ青海」で計測した竹村(ロフト角9.5度、46インチ使用)と一般男性アベレージゴルファー(ロフト角10.5度、46インチ)のデータです。


Point

「右手のグリップを下から入れている方をけっこう見かけます。この握り方だとフェースが開いてインパクトしやすくなるので、ボールをつかまえるのは難しくなっちゃいますよ。まず、グリップから見直してみてください」

ヘッドスピードに見合った飛距離が出せないアマチュア、出せる女子プロ

データの中で注目してもらいたいのは、バックスピン量の違い。アマチュアは打ち出し角に対してバックスピン量が、あまりにも多すぎる。このことについて竹村は、このように話す。
「アマチュアの方を見ていると、主に振り遅れが原因でフェースが開いた状態でインパクトしている方がとても多いですね。バックスピン量が多すぎると、力のない打球となって、ランも出にくくなってしまいます」

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