日本ゴルフ協会が普及に取り組む「ワールドハンディキャップシステム」って何だ?

老若男女、住んでいる国を問わず、すべての人が公正なハンティの下でプレーできるようになる。そのためにもハンディキャップインデックスを取得するようにしたい(写真は、プロとアマがアンダーハンディで戦う、のじぎくオープンのひとコマ)
老若男女、住んでいる国を問わず、すべての人が公正なハンティの下でプレーできるようになる。そのためにもハンディキャップインデックスを取得するようにしたい(写真は、プロとアマがアンダーハンディで戦う、のじぎくオープンのひとコマ) 【拡大】
日本ゴルフ協会が先日、新たにハンディキャップ専用サイトをオープンした。その目的は、来年4月に予定しているワールドハンディキャップシステム(WHS)の国内導入に向けて、ハンディキャップインデックス(以下、HCI)の取得者や利用するゴルフ場を増やすためだという。WHSとは聞きなれない人もいるだろうが、どういうシステムなのだろうか。

ハンディというと、昔はクラブハンディといって、各所属コースのメンバーがコースから与えられているハンディのことをいうのが一般的だった。もちろん他コースのプレーヤーとの競技会ではJGA(日本ゴルフ協会)ハンディが必要だったが、ごく一部のアマチュアしか必要性は感じていなかったはずだ。ただ、JGAハンディを持っている人が国際大会などで戦う場合、海外選手のハンディ算出システムが異なる場合があり、やはり公正に実力を判断できないという問題があった。世界には今まで6つのハンディキャップ算出システムがあり、JGAはその一つであるUSGAハンディシステムを採用している。

そうしたことがないように世界統一のハンディキャップシステムを構築し、どの国のプレーヤーであっても、あるいはどこのコースでプレーしても公正な実力判断の下(つまりはハンディ)でプレーできるようしようというのがWHSだ。その柱は2つ。ひとつは従来のJGAハンディに代わるハンディ算出システムのHCIであり、もうひとつはコースの難易度を示すスロープレーティング(従来のコースレートに代わるもの)だ。

HCIは、会員権を持っていない個人でもスコアを54ホール分以上提出すれば自分のハンディが持てることになっており、詳細は冒頭に書いたJGAのハンディキャップ用サイト (https://jga-handicap.com/)に書かれている。一方、スロープレーティングというのは従来のコースレート同様にティーイングエリアごとに難易度を示すレートが決定されるもので、各国のゴルフ協会加盟コースや一部パブリックコースであれば専門の査定員によって難易度が数値で評価される。WHSでは、この2つの数値を使って、プレーヤーのその日のプレーコース、ティーイングエリアに基づいてハンディが算出できるため、別のティーイングエリア、異なるHCI、あるいは別々コースであっても、公平にスコアを争えることになる。

実はWHSは、すでに昨年1月より米国、カナダ、韓国など10カ国が先行して導入済。その後も数カ国が加わっているが、日本は来年4月からの導入予定となっている。WHSの導入については100カ国ほどの各ゴルフ統括団体がWHSセミナーを受けており、順次、導入していく可能性が高い。そうすれば将来、WHS導入国が一斉に、全世界共通のゴルフコンペを実施するということも考えられそうだ。








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