レキシー・トンプソンが2冠 人気もツアーナンバーワンに!

飛距離と安定感とファンサービスで、米LPGAツアー人気ナンバーワン選手となったレキシー・トンプソン 写真・Getty Images
飛距離と安定感とファンサービスで、米LPGAツアー人気ナンバーワン選手となったレキシー・トンプソン 写真・Getty Images 【拡大】
 米LPGAツアーのポイントランキング、レース・トゥ・CMEグローブを制し、100万ドル(約1億1000万円)のビッグボーナスを獲得したのは、レキシー・トンプソンだった。

 ツアー最終戦・CMEグループツアー選手権では、ひときわ大勢のギャラリーがトンプソンの組を取り囲んでいた。優勝争いにはミッシェル・ウィー、ステーシー・ルイスの米国人選手も絡んでいたが、中でもトンプソンの人気が群を抜いていた。

 今年22歳のトンプソンが一躍人気選手となった理由は、そのプレースタイル。183センチの長身を生かしたドライバーショットは平均273ヤードで、同じく長身であるウィーの260ヤードを大きく上回る。パーオン率1位は、同じく正確なショットに定評のあるルイス以上だ。

 さらに、昨年、今年と日本ツアーのワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップに参戦した際にも報じられていたので、知っている方も多いかもしれないが、予定時間を大幅に過ぎてもできる限りのサインに応じるなど、「ツアーで一番人気があったポーラ(・クリーマー)から学んだ」とファンサービスにも熱心だ。そして、鍛えられた美しいボディで、ゴルフ雑誌の表紙を水着で飾ったときは、ナタリー・ガルビス以上の人気だったそうだ。

「まるでローラーコースターのようだった」というトンプソンの今シーズン。

 メジャー初戦のANAインスピレーションでは3日目にグリーン上で誤った場所にボールを戻したことから4罰打が加えられ、柳簫然(ユ・ソヨン)にプレーオフで敗れた。その裁定は大きな論争を呼んだが、本人は引きずることなく出場2試合後のキングスミル選手権で勝利。堂々のカムバックぶりは称賛を呼んだ。

 注目を集めたのは米国対欧州で戦う、ソルハイムカップのシングルス戦。欧州選抜のアンナ・ノードクビストとの戦いで、4ダウンと絶体絶命のピンチから、後半7アンダーと巻き返して引き分けに持ち込み、観客を大きく沸かせた。

 各賞レースを僅差で迎えた最終戦、トンプソンは優勝すれば2014年のルイス以来となる米国人プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得できたのだが、最終ホールでパットをミス。アリヤ・ジュタヌガーンに勝利をさらわれた。同賞は逃したがポイントレースを制し、平均ストロークナンバーワンの“ベアトロフィー”も獲得した。

 ほろ苦い結果に一瞬、涙を見せたトンプソン。

「逃したものは大きいがミスはするもの。これがゴルフ。だから私は次へ進む。シーズンオフも努力を続けるつもり」

 と、来季の雪辱を誓った。来季の米LPGAツアーはトンプソンが常に中心にいることは間違いないだろう。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2017年12月19日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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