公傷制度で戦う石川遼に朗報! シード権保持に一歩近づいた!?

今年から変更になったフェデックスカップポイントの計算方法だが、石川には昨年の計算方法が適用されることに 写真・村上航
今年から変更になったフェデックスカップポイントの計算方法だが、石川には昨年の計算方法が適用されることに 写真・村上航 【拡大】
 今季、公傷制度の適用を受け米PGAツアーを戦う石川遼に朗報がもたらされた。

 ここまで14試合に出場し、石川が獲得したフェデックスカップポイントは137ポイントだったのだが、181ポイントに変更になった。

 フェデックスカップポイントは、今季から各試合で獲得するポイントが微妙に変更になっていた。メジャー、WGCなどを除く通常の大会の場合、優勝で得られる500ポイントから14位までは昨季と同じだが、15位以降は獲得ポイントが大きく減り、上位に入った選手が今まで以上に評価されるシステムに変わっていた。

「しかし、公傷制度で今季を戦っている選手たちが戦っているのはあくまでも前年度分。条件は前年と同じであるべきではないか」

 と言い出したのは、同じく公傷制度で今季を戦っていたブライアン・ゲイだ。ゲイは2014-15年シーズンに腰のケガで戦線離脱、今季は14試合の出場が認められていたのだが、昨季の125位のポイントを超えられず、5月11日に開幕するザ・プレーヤーズ選手権の出場資格を得られなかった。が、ふと「昨年のポイントシステムなら超えているのではないか」と計算するとこれが大正解。ツアーへ申し入れたところ、ゲイの主張が認められ「公傷制度の選手は昨季までのポイントを獲得する」ことになったのだ。

 この恩恵に大きくあずかったのがイアン・ポールター。バレロテキサスオープンで規定の10試合に到達し、残念ながら今季の出場権を得られなかったと一度は決まった。しかし昨季までのポイントで計算すると、125位を超えて無事シード権を保持することになった。

「シードを懸けて戦うのは、大きなプレッシャーだった。驚いたけれどこんなにいいニュースはない」(ポールター)

 石川も、ゲイやポールターと同じく昨年のシステムが適用されることになり、44ポイントが上乗せされたのだ。

「ようやく自分のゴルフができるようになってきた」

 という石川だが、最大の課題はティショットにある。

「やっぱりボクにとってドライバーがゴルフの基本。どんどんドライバーで打って、大きなチャンスにしていくのが、ボクのゴルフだし、それが優勝につながると思っています。練習場ではほぼ思ったとおりのショットが打てているのですが、まだまだ日替わりですね」

 というのが実情だ。

「いいショットは少なかったけど、感触は今までよりはいい。もっともっとよくできると思う」

 と現在も奮闘中である。

 今季のフルシード権を得るには残り6試合で264ポイント必要。ちなみに2位に入れば300ポイントが獲得できる。どこかで爆発することを期待したい。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2017年5月30日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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