同期よりひと足早くキャリアスタート!畑岡奈紗のルーキーシーズンが開幕

練習環境やサポート体制など米国での基盤は徐々にできつつある 写真・村上航
練習環境やサポート体制など米国での基盤は徐々にできつつある 写真・村上航 【拡大】
 2017年の米LPGAツアー開幕と同時に、畑岡奈紗のルーキーシーズンも始まった。

 「どんなときでも最後まで諦めずにやる。その心がけは変えないようにしたい」と、今季の目標を話していた畑岡だが、初戦は1打及ばず予選落ちとなった。

 「オフは下半身を鍛えることに重点を置き、トレーニングを積みました。QTを通じて、私に必要なことは飛距離と小技だと分かりました。アメリカで戦ううえで、いいスイングにしていきたい」と、開幕戦のピュアシルク・バハマLPGAクラシックに臨んだ畑岡。

 12月には、中嶋常幸が主宰するトミーアカデミーのキャンプに参加。共に過ごした松山英樹のトレーナーの飯田光輝氏に、トレーニングのみならずアメリカ生活のさまざまなアドバイスをもらったという。

 「まずはアメリカでの練習環境を整えること。そしてツアーを転戦する間、英語で苦労するからしっかりとサポートしてくれる人を見つけること」というその言葉に従って、ロサンゼルス郊外に練習できるコースを確保、Q
T受験の際に出会った女性に、スタッフとして帯同してくれるよう依頼した。少しずつ体制が整いつつある。

 昨秋、アマチュアで日本女子オープンを制したことで一気に世間の注目を集めることとなった畑岡だが、米LPGAツアーの舞台は初めてではない。一昨年の世界ジュニア優勝者の権利として昨年4月、スインギングスカートLPGAクラシックに出場している。当時、「高校卒業後に、すぐにプロ転向して米ツアーで戦いたいが、どうすればいいか分からない」と道を模索していたが、あっという間に自身で切り開いた。

 米LPGAツアーのQTに挑戦するには18歳以上の年齢制限がある。誕生日が1月の畑岡には、コミッショナーの権限で例外が認められた。。現在、世界ランキング1位のリディア・コは16歳で例外を認められてQT
を受け、昨年ブレークした賞金女王のアリヤ・ジュタヌガーンは17歳でプロ転向、欧州ツアーで戦った。畑岡世代が一日でも早く世界へと飛び出したいとチャンスを模索するのは当然であろう。

 同世代の多くの選手がまだアマチュアとしてプレーする中、ひと足早くプロとしてのキャリアを、米LPGAツアーでスタートすることができたのは、大きな意味を持つはずだ。

 ファイナルQTを14位で通過した畑岡は、プライオリティリスト(出場優先順位)の135番目に名を連ねており、試合ごとの出場人数によって参戦できるか否かが決まる。次戦はISPSハンダ・女子豪州オープン、引き続きホンダLPGAタイランドにも出場を予定している。

 まだまだ走り出したばかり。畑岡の未知なる可能性に期待したい。
 
  
文・武川玲子
※週刊パーゴルフ2月28日号掲載
武川玲子(たけかわ・れいこ) 大阪府出身。米国を拠点に米PGAツアーと米LPGAツアーを中心に、精力的な取材活動を続けている。

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