愛用ボールのチェンジがプレーに影響を及ぼしていたルイス

ブルーベイLPGA最終日でのルイス。首位に立ちながらも結局優勝をさらわれた
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 30歳のステーシー・ルイス(米国)が今季未勝利にあえいでいる。中国で開催されたプルーベイLPGAでは最終日に首位に立ちながらキム・セヨン(韓国)に敗れた。これで今季は2位が6回と勝利に一歩届かずにいる。ここまでトップ10入りは13回、現在(11月4日時点)180万ドル(約2億円)以上を獲得して賞金ランキング3位、レース・トゥ・CMEグローブも3位と上々の成績だが、3勝を挙げてプレーヤー・オブ・ザ・イヤーも取った昨年と比べると見劣りするのは否めない。果たしてルイスに何が起こっているのか?

 実は今季は6年ぶりにボールを替えて戦っている。長年愛用していたタイトリスト社のボールが製造中止になったため、昨年のオフにあらゆるメーカーのボールをテスト。その結果「グリーン上のコントロールが素晴らしい」と選んだのはブリヂストンスポーツ社製のものだった。ところが4月にメジャー初戦のANAインスピレーションでブリタニー・リンシカム(米国)にプレーオフで敗れるなど、勝てない日々が続くと、やがて自信なくしてしまう。もともと頑固な性格で「変えることが大嫌い」というルイス。それだけに「新しいものに慣れるのにも時間がかかる」のだという。

 しかし、ブリヂストンスポーツ社のボールも試して、ようやく8月、一つのボールに落ち着いた。カナディアンパシフィック女子オープンではリディア・コ(ニュージーランド)にプレーオフで敗れたけれど、「あのころから確実に自信は戻った」と不安は払拭された。

「ようやくボールが思いどおりに転がるようになった」とほほ笑むルイス。ポイントレース3位を維持して最終戦に勝てば自動的に総合優勝、ボーナスの100万ドル(約1億2000万円)も獲得できる。

「それができれば今季は一遍に素晴らしい1年になるわ」

 最後にルイスは笑うことができるか、今週の最終戦、CMEグルプツアー選手権に期待したい。



文・武川玲子

週刊パーゴルフ(2015年12月1日号)掲載





武川玲子(たけかわ・れいこ)

大阪府出身。米国を拠点に、米PGAツアーと米LPGAツアーを中心に精力的な取材活動を続けている。ParOn.だけでなく週刊パーゴルフでもコラム等を執筆中!

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