Tポイントレディス ゴルフトーナメント

国内女子

パター二刀流で難グリーンを攻略 女王・鈴木愛が三度目の正直Vでいざ海外メジャーへ

優勝を決めて両腕を突き上げる鈴木愛 Tポイントレディス ゴルフトーナメント(2018)(最終日) 写真・米山聡明
優勝を決めて両腕を突き上げる鈴木愛 Tポイントレディス ゴルフトーナメント(2018)(最終日) 写真・米山聡明

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 鈴木 愛 -2 -8
2 全 美貞 -4 -7
3 酒井 美紀 -1 -6
4T 藤本 麻子 -4 -3
4T ジョン ジェウン -4 -3
4T 森田 遥 -1 -3
7T 権藤 可恋 -6 -2
7T 福田 真未 -1 -2
7T 篠原 まりあ +1 -2
10T キム・ヘリム -2 -1
<Tポイントレディス ゴルフトーナメント 最終日◇18日◇茨木国際ゴルフ倶楽部(6,261ヤード・パー71)>

やはり賞金女王は強かった。12年ぶりに大阪で行われた「Tポイントレディス ゴルフトーナメント」最終日、首位から出た鈴木愛は一度も並ばれることなく18ホールを駆け抜け、今季初勝利を挙げた。

序盤から流れがあった。1番のティショットでいきなり左に曲げたものの、斜面で落ちてきて平らなラフへ。このホールをパーとすると、次の2番で奥のラフからチップインバーディ。バーディを1つ重ねて迎えた6番ではOBを打つも、二度目のティショットから3打でまとめてボギーで食い止める。

サンデーバックナインでも強さを発揮。15番で“寄らず入らず”のボギーを叩き、イーグルを奪った全美貞(韓国)に1打差に迫られたが、次の16番で5mを沈めてリードを広げる。その全が18番でバーディを奪い再び1打差となったが、2オン2パットでしっかりとまとめて、開幕戦3位、2戦目2位と続いていた惜敗にピリオドを打った。

今日は全てが良かったわけではなかった。ショットはしっくり来ず、「ずっと悩んでいた」という状態。そんな状況を助けてくれたのが、やはり最大の武器パッティングだった。「チャンスについたのをしっかりと決められました」と多くの選手が「難しい」と語る難グリーンを攻略した。その手に握られていたのは、昨日首位発進に貢献したセンターシャフトのマレット型『スコッツデールTR パター パイパーC』ではなく、ピンタイプのエースパター『PING VAULT Anser2』だった。

「最初はマレットで行こうと考えていましたが、あまりフィーリングがよくなかった。朝の練習で5~10分くらい両方打ってみて、ピンのほうがかなり入っていたし、まっすぐ転がっていました。それでエースで行こう、と」

そのフィーリングは言葉通り感覚的なものなので説明は難しいというが、鈴木なりに言葉にすると「(ピンタイプ使用時)私は悪くなると右に打ち出す癖がある。マレット型にするとまっすぐ打ちやすい。ただし、マレットばかり使っているとつかまりが良すぎるときがある。その状態でピンを打つと、そっちのほうが、感覚がいい」ということらしい。開幕からトップ3を外していない理由として「フィーリングでどちらかを使うか決めるのですが、今はその感覚があっている」と感覚が研ぎ澄まされていることを挙げている。

来週の国内ツアーには出場せず渡米し、29日(木)に開幕する海外メジャー「ANAインスピレーション」へと挑む。「今まで何度も海外の試合に出てきた経験を活かさないとだめ。去年の全英に出たとき、ショートゲームがまだまだだと思った。今週いろいろなバリエーションを練習してコースで試せたので、アメリカでもう一度練習して。難しいコースだと聞いているので、どれだけショートゲームで我慢できるかどうかチャレンジですね」。何度も跳ね返されてきた海外メジャーの壁。今回は過去最高の状態で臨めそうだ。(文・秋田義和)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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