“井戸木の歓喜”再び!?松山ら6人が挑む全米プロ開幕

井戸木鴻樹が快挙を達成したコースで日本勢が躍動するか!?(写真・Getty Images)
井戸木鴻樹が快挙を達成したコースで日本勢が躍動するか!?(写真・Getty Images) 【拡大】
今季海外メジャー最終戦の「全米プロゴルフ選手権」(8月9~12日、米国・ベルリーブCC)が開幕する。注目はなんといっても3年ぶりに出場するタイガー・ウッズ。全英オープン最終日、一時単独首位に立ち優勝争いを演じるなど完全復活を印象づけた。全米プロではメジャー15勝目の期待がかかる。

また、世界ランキング8位のジョーダン・スピースは、マスターズ、全米オープン、全英オープンのタイトルを持っており、全米プロに優勝すればキャリアグランドスラム達成となる。タイガー・ウッズ以来、史上6人目の快挙であり、今年達成すればジャック・ニクラスの26歳を上回り、ウッズの24歳に次ぐ年少記録となる。

そして、昨年大会最終日、一時首位に立ちながらも終盤に逆転されて5位タイに終わり、悔し涙を流した松山英樹。6年連続6回目の出場となる今年は、「今までにないぐらい状態が悪い」と、今シーズン(8月1日時点)は1月の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」の4位タイが最高で、フェデックスカップポイントランキングも86位と低迷している。それでも予選落ちに終わった全英オープン時には「いい感覚が出ていて、ショットも安定していたのはよかったと思う」と復調する様子もある。前年覇者として臨んだ「WGC‐ブリヂストン招待」できっかけをつかみ、昨年のリベンジに照準を合わせてくることを期待したい。

日本勢では、今季米ツアーで初優勝を遂げた小平智も2年連続で出場するほか、慣例的にワールドランキング(WR)100位前後以内の選手に与えられる特別招待枠がある。WR76位の宮里優作(初出場)、WR92位の池田勇太(3年連続5回目)、WR104位の今平周吾(初出場)、そしてWR109位の時松隆光(初出場)も滑り込みで出場権を得た。2000年大会に並ぶ、日本勢最多タイの6人が挑む。

開催コースのベルリーブCC(7547ヤード、パー71)は、1965年の全米オープン、92年の全米プロに次いで3度目のメジャー開催。2013年には全米プロシニアを開催しており、井戸木鴻樹が日本勢男子メジャー初優勝を遂げたコースでもある。コースについて井戸木は、

「ラフはティフトン系で、入れると飛距離のコントロールが難しいので、フェアウェイキープが大事です。フェアウェイは米国では珍しくコーライ芝なので、洋芝より少し浮いています。欧米の選手よりコーライ芝に慣れている日本人選手はいけると思います。僕はフェアウェイをキープしてパーオンをして、優勝しましたから」

と日本勢にチャンスのある舞台という。

また、過去の全米プロを見ると10年大会は5人中5人、11年大会は5人中4人が予選落ちに終わったが、12年以降は延べ21人が出場して15人が決勝ラウンドに進出。過去3年に限れば、延べ10人が出場して9人が予選を通過と、近年の全米プロは他のメジャーと比べて予選通過率の高い大会といえる。

日本ゴルフ界にもたらした“井戸木の歓喜”を再び味わいたいところだ。

(本誌・小高拓)
文・編集部 ※2018年8月28日号「芝目八目」より

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