再来年から導入予定の世界統一ハンディキャップ スコアカード3枚から取得可能に!?

先月20日、R&Aと全米ゴルフ協会(USGA)は2020年1月1日から世界統一のハンディキャップシステム(WHS)を導入するとして、その概要と正式稼働までの日程等を発表した。

現在ハンディキャップ(HC)は世界約80カ国で1500万人が利用しているといわれる。しかし、同じHCでも米国、英国、欧州など、国や地域によりシステムのやや異なる6つのHCが存在する。日本は14年から米国のUSGAのシステムでHCが運用されているが、われわれのHCは世界中どのゴルフ場でも実力が正しく反映されるわけではないのだ。

そこで数年前から英米の2団体をはじめHCを運用する各団体が集まって協議。世界共通で、かつゴルフの普及に有効なWHSの構築が進められてきた。

その結果、20年から導入されるWHSは、現在世界で最も普及しているUSGAコースレーティングとスロープシステムを基本に構成されることになった。なので、日本のゴルファーにとってはこのWHSの導入によりHCが大きく変動することはなさそうだ。

具体的には、スロープレーティングという各コースのティごとに定められた難易度を用いる。プレーヤーは自分が持つHC(正確にはHCインデックス)と、その日プレーするティのスロープレーティングから、その日に使うHC(正確にはコースHC)を算出する。このシステムが2年後からは国際的に標準化され、世界共通になるわけだ。

併せて、HCの使いやすさや取得のしやすさの向上も図られる。具体的には、取得は54ホールのプレーから可能で、9ホールでのスコア提出も認めることがハンディキャップ管理団体に対して推奨されている(従来は18ホールをプレーしたスコアカードが5枚必要)。

また、実力が正しく反映されない悪条件下(天候、コース状況など)でのスコアは割り引くといった新たな工夫が考えられている。

このWHSは今後、試行・検証・評価などを重ねて正式に構築される。来年から各運用団体で移行作業に入ることになっており、来年になれば、より具体的なガイダンスが広報されるはずだ。

(ゴルフライター・小関洋一)

文・編集部 ※2018年3月27日号「芝目八目」より

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