本間ゴルフに伊藤忠が出資 HONMAブランドのアパレルがより充実?

本間ゴルフのアパレルラインアップ(HPより)。質、量ともにより充実していくことが期待される
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伊藤忠商事が、本間ゴルフ(劉建国CEO)と戦略的業務提携を締結し、株式6・29%を取得することを1月29日に発表した。投資金額は約45億円である。ゴルフ業界にとって久しぶりに明るいニュースである。

日本は少子高齢化でゴルフ参加人口が減少、ゴルフ用品市場も右肩下がりである。欧米でもゴルフに時間がかかるとの理由で若者のゴルフ離れが進んでいる。それを象徴しているのが、2016年ナイキ、アディダスが相次いでゴルフ用品からの撤退を発表し、アディダスは傘下のテーラーメイドを売却したことだ。ゴルフ用品事業の将来性に見切りをつけたのである。そんな環境の中、伊藤忠がゴルフ業界に資金を投入した。

リリースによると、『伊藤忠商事は、繊維事業において中国・アジア地域における取り組み強化を重点戦略の一つとして掲げ、スポーツ関連分野においても優良パートナーとの協業を進めています。近年、同地域では、中間所得者層の購買力向上を背景とする消費拡大傾向が見られ、世界レベルで活躍するプロゴルファーも増加傾向にあることから、今後、ゴルフ市場の拡大が見込まれています。斯か様ような状況下、ゴルフ分野におけるアパレル事業を強化し、総合ゴルフブランドとしての「HONMA」ブランドの発展を目指す同社との方向性が合致したことから、今般の業務提携および株式取得に至りました』。

本間ゴルフは1963年からゴルフ用品を展開、60年近い歴史がある。紆うよ 余曲折はあったが10年に上海で家電メーカーを運営する劉CEOの投資会社の傘下に入って現在に至る。今もルーツである山形県酒田市に工場を持ち、日本のブランドとして、中国・アジア地区で高級ブランドの地位を築いている。ただ、事業はクラブ中心でアパレルは割合が低く、伊藤忠の持つ繊維事業のノウハウやネットワークを生かすことで、お互いの強みを発揮していくと思われる。デザインや機能といった質の部分も、品ぞろえの豊富さという量の部分も、さらに充実していくことが考えられる。

日本の本間ゴルフ関係者に話を聞いたが、まだ上海からの情報がなく、今後日本でも伊藤忠との提携で何が変わるかはまだ見えていない。しかし、中国・アジアでは日本のモノづくりが高く評価されており、ゴルフに関する企画力をより生かせるのではないかとのことである。

今後、ゴルフ事業の拡大が見込まれる中国・アジア地域で「HONMA」ブランドの存在感が増すのか注目したい。

(日本ゴルフジャーナリスト協会会員・嶋崎平人)


文・編集部 ※2018年2月20日号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2018年2月20日号(2018年2月6日発売)の芝目八目では、そのほかに以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
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