ゴルフどころ姫路のゴルフ場、練習場が大寒波からホームレスを守る活動にひと役

千葉県などと並ぶゴルフ場銀座、またゴルフクラブの製造が地場産業として根づく土地柄で知られる兵庫県。同県の姫路市ゴルフ協会が、ホームレスの人たちに不要品のゴルフウエアを送る活動を展開し、地方紙にも取り上げられるなど話題となっている。

集められたウエアは、大阪市西成区でホームレスを支援するNPO法人「釜ヶ崎支援機構」を通じて届けられる。

この活動を行ったいきさつについて、姫路市内の青山ゴルフクラブ・営業部長で、同協会事務局を兼務する山田邦彦氏はこう語ってくれた。

「冬はホームレスの人たちの防寒着が不足するということで、社会貢献の一環として始めました。協会の活動の周知を図るという意味合いもありまして。実は以前から市内の練習場でこの取り組みを行っている施設があり、そのうちの一つだったエブナゴルフセンターさんの社長が協会役員であったことから、ゴルフ場でもやろうという機運が盛り上がりました」

各ゴルフ場にポスターを掲示してゴルファーから不要のゴルフウエアを募り、12月中旬に1回目の募集を締め切った。そのときにはゴルフウエア以外も含め、140点ほどの衣類が集まったという。

その後も継続して募集を行い、参加ゴルフ場の一つである旭国際姫路ゴルフ倶楽部の小國万左夫支配人が、「集まった衣類を協会に届けたのですが、クルマのトランクと後部座席がいっぱいになるほどでした」というほど反応がよくなり、全コース合わせて300弱と、前回の倍の数が集まった。今週、釜ヶ崎支援機構に引き渡すという。

列島を覆う寒波が居座り、例年以上に寒さが身に染み、る今冬。いくら防寒対策をしていても、大好きなゴルフですらつらくなってしまう。寒空の下、夜を明かさなければならない人たちのことに思いを致す、そういう思いやりの心こそ、ゴルフの精神に通じるのかもしれない。

(本誌・金子信隆)


文・編集部 ※2018年2月20日号「芝目八目」より

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