今年最後のメジャー、全米プロ開幕 巻き返す力をつけた松山英樹に期待大!

初メジャー制覇の期待が高まる松山英樹 (写真・Getty Images)
初メジャー制覇の期待が高まる松山英樹 (写真・Getty Images) 【拡大】
今年最後の海外メジャー、全米プロゴルフ選手権(8月10~13日、米国・クウェイルホローC。7600ヤード、パー71)が開幕する。

松山英樹のメジャー初優勝や、ジョーダン・スピースのタイガー・ウッズ以来、史上6人目のキャリアグランドスラムが懸かる。メジャー初優勝の期待がかかる松山は、昨年の全米プロで4位タイに入り、当時のメジャー自己ベスト。そして、今年のメジャーは、全米オープンで、1980年の青木功と並び日本勢メジャー最高位となる2位タイに入ったのをはじめ、マスターズ11位タイ、全英オープン14位タイ。

今年3つのメジャーですべて15位以内に入っているのは、全米オープン覇者のブルックス・コプカと松山しかいない。世界ランキング3位(8月1日現在)らしい安定感といえる。ゴルフネットワークの解説としてメジャーやレギュラーツアーの試合で松山の現地取材を行っている杉澤伸章氏は今年の変化を次のように語る。

「メジャーで勝つための課題を一つ一つクリアしている印象です。その一つが巻き返す力です」
全米オープンで初日82位タイと出遅れたが、残り3日間で2位タイまで浮上。全英オープンでも巻き返す力を見せた。

初日12位タイとし、初日、出遅れる課題をクリア。そのまま最終日まで上位で推移。最終日は1番ホールのティショットをOBとしてトリプルボギーを打ち優勝戦線から後退した。気持ちが切り替えられなかった、と松山自身も話したが、「メジャーのコースで、悪い心理状態、ショットも悪いながらも残り17ホールで一つ戻したことは高く評価できると思います」と杉澤氏はいう。

メジャーの舞台でも巻き返せることを経験できたことで大きな変化もある。
「以前は第1ラウンドに調子が上がっていないとピリピリした雰囲気がありましたが、今は自分を俯瞰して見ているように4日間72ホールを見据えられ、いいムードで試合に入れています」(杉澤)
全英オープンでは優勝争いの中での最終日の戦い方がうまくいかなかったが、今回その課題をクリアすれば悲願も見えてくる。

コースは誰向き?

今大会の舞台となるクウェイルホローCは、2003年から米ツアーのウェルズファーゴ選手権の舞台(今年は全米プロ開催のため別コース)として、米国では選手、ギャラリーともになじみのコースだ。松山も全米プロが開催されることを見越して、14年から同大会に出場し続けて、コースにも慣れてきた。

丸山茂樹のキャディ時代からコースを知る杉澤氏は次のように話す。
「アップダウンがあり、木が高く枝が張り出していて狭さを感じます。そして砲台グリーンで難度が高く、ワールドランキングが反映されやすいコース。過去の大会では攻撃的な選手が優勝しているので、メジャーといえども攻める選手が強いと思います」

14年の全米プロ以来メジャー優勝から遠ざかっているロリー・マキロイは、同大会の10年と15年の覇者。「クウェイルホローはコースレコードを出したし、勝ったこともある。いい流れで入ることができる」と得意コースで3年ぶりのメジャー制覇に自信を見せた。

キャリアグランドスラムが懸かるスピースもおり、今年最後のメジャーは俄が然ぜん注目を集める大会となりそうだ。なお、池田勇太、谷原秀人、小平智の日本勢にも期待しよう。

(本誌・小高拓)
文・編集部 ※2017年8月22日・8月29日合併号「芝目八目」より

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