絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.20 ボビー・ロック




「相手にアウトドライブされることを気に病むのは、
愚かしい見栄である」



ボビー・ロック
1917年11月20日生まれ、南アフリカ出身。同国初のメジャーチャンピオンとなり、全英オープン4勝を挙げている。パットの名手でも知られ、ゲーリー・プレーヤーら後進のプロたちに大きな影響を与えた。87年3月9日没。

力のある人より、力を上手に抜ける人が遠くまで飛ばせる

他人よりも飛ばそうとしてリキんでは、ますます飛ばない。肩や腕をリラックスさせてヒジや手首の関節を柔らかく使えばヘッドスピードが上がる
他人よりも飛ばそうとしてリキんでは、ますます飛ばない。肩や腕をリラックスさせてヒジや手首の関節を柔らかく使えばヘッドスピードが上がる 【拡大】
 ゴルフは上がってナンボです。スコアで勝負するのですから、スイングの精度を上げることが大事であって、飛ばすことばかりを追求しているとスイングが壊れてしまう危険性があります。フルスイングの練習よりも、スリークォータースイングの練習を多く積んだほうが、上達が断然早いといわれるのもそのためです。

 でも、やっぱり飛ばしたいですよね。ドライバーの調子がよくて相手よりも飛んでいたら気分がよくなりますし、多くのトーナメントプロたちも、「飛ばしはアドバンテージだ」といっているくらいです。結局、飛ばしは老若男女を問わず、ゴルファーのロマンといえます。そういってしまうと、ボビー・ロックの言葉を否定してしまうようですが、要は飛距離の追求の仕方が肝心なのではないでしょうか。

 ドライバーで飛ばそうとして肩や腕に余分な力が入る。結果、ヘッドスピードが上がらない。他人よりも飛ばないと余計にリキんでしまう。ますます飛ばない。こうした負の連鎖に陥っている人が、とても多いのです。

「アウトドライブされても気に病むな」というのは、カッカするだけ損だから、「逆にリラックスして力を抜きましょう」ということを暗示しているように思えます。

 飛距離はヘッドスピードが大きく影響しますが、スピードを上げるのは「強さ×重さ」ではありません。強さや力よりも「柔らかさ」が重要です。ゴルフスイングは振り子運動ですから、手首やヒジなどの関節を柔らかく使うことでヘッドスピードが上がり、今の体力や筋力で最大の飛距離をゲットできるのです。60歳すぎのゴルファーでも手首を柔軟に使えばスイングにスピードが出てきて、特別に力を入れなくても十分な飛距離を出せます。「飛ばしたい=力を抜く」という方程式を自分の心の中で確立してください。

今週のまとめ
「飛ばしたければ力を抜こう」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年6月26日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は9/19(水)更新予定


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