絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.18 中村寅吉




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(9月11日号)
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「悩む時間がもったいない。打ち続けると答えが見える」



中村寅吉
1915年9月17日生まれ、神奈川県出身。日本オープン3勝、日本プロ4勝などレギュラーツアー通算25勝。シニアツアー通算12勝。57年に霞ヶ関CCで開催されたカナダカップ(現ワールドカップ)に小野光一とともに出場し、個人優勝と団体優勝を達成。樋口久子、安田春雄ら多くのプロを育てた。2008年2月11日没。

何も考えずに、クラブをひたすら振る練習も大切

疲れを感じて力が抜けてきたときの感覚に上達の大きなヒントがある。これを早く体感したければ15パーセントくらいの握り圧でスイングしよう
疲れを感じて力が抜けてきたときの感覚に上達の大きなヒントがある。これを早く体感したければ15パーセントくらいの握り圧でスイングしよう 【拡大】
 中村寅吉プロが現役のころはスイングに関する情報がとても少なかったし、スイングを撮影するビデオもありませんでした。ボールをひたすら打って体で覚えるしかなかったわけで、今のプロたちとは打ち続けるレベルが全然違っていたと思います。

 ボールを打ち続けていると、自分の意思からくる動きや筋力などで支配するところから、クラブの遠心力がスイングを支配する域に達してきて、クラブの重さを感じ取ることの重要性が分かってきます。つまり、ゴルフスイングはクラブが「主」で、体は「従」であるべきなのです。

 ところが大人になってからゴルフを始めた人は、自分の腕や手を含めた体の部分でクラブをコントロールしようとします。体を主として、クラブを支配してやろうとばかり考えます。試行錯誤しながらの練習も必要ですが、何も考えないで練習することも大事だと私は思います。ゴルフの場合、思考が入ると体がガチガチになりやすく、いいことは何もありません。ボールを打ち続ける、あるいは素振りを続けることで、クラブと体の主従関係が逆転します。体が疲れてきて余分な力が抜けたときのクラブに振られている感覚が、「スイングの答え」です。

 打球練習や素振りをする時間があまりない人も肩やヒジ、手首などの関節を柔軟に使ってスイングすることを心がけてみてください。自分の握力の15パーセントくらいの握り圧でグリップし、できるだけ多く反復練習しましょう。15パーセント以上の力で握ると速筋が鈍って、スピードが落ちるといいます。握力が40キロの人なら、その15パーセント、6~7キロくらいの握力でスイングすれば、クラブの遠心力が使えるようになります。さらには中村寅吉プロのいう「スイングの答え」を体感できることでしょう。

今週のまとめ
「思考を捨てて遠心力を感じよう」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年6月5日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は9/5(水)更新予定


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